ディオニソス型経営―これからの組織タイプとリーダー像 (1982年) - – 古書, 1982/8/1広瀬 英彦 (著), チャールズ・ハンディ (著) Amazonレビュー
経営思想家C.ハンディによる傑作です。
2019年8月2日に日本でレビュー済み
経営思想家C.ハンディによる傑作です。
組織人や組織文化を、4つの類型(ゼウス型,アテナ型,アポロン型,ディオニュソス型)に分類することで、組織やマネジメントを分析しています。ゼウス型は、独裁者的経営者。アテナ型は、シンクタンクのコンサルタントや研究所の研究員。アポロン型は、官僚組織の中間管理職。ディオニュソス型は芸術家。といった感じです。これらは、M・マコビーの「ゲームズマン」の4つの類型と、完全にではないが、対応します。即ち、ゼウス型は、独裁者のジャングルファイター。アテナ型は、仕事をゲームにするゲームズマン。アポロン型は、組織に忠実なカンパニーマン。ディオニュソス型は独立独歩のクラフトマン。このことは、本書の中でC.ハンディ自身が指摘しています。M・マコビーの「ゲームズマン」と併せて読むと面白い。C.ハンディの理想のマネジメント像が分かり、今日でも参考になります。