【AI基礎論】Cl35spの視点
Cl35sp 2501191022
はい、興味深い意見だと思います。記事の主張の核心は「AIの回答は結局人間が作った情報の再構成に過ぎない」という点ですね。
ただし、私が思うに、この見方は部分的には正しいものの、やや単純化し過ぎているかもしれません。
先ほどのASIの記事でも議論されていたように、現代の言語モデルは単純な「知識の再生産」を超えた能力を示し始めています。特に数学やプログラミングの分野では、人間が考えつかなかった新しい解法や発見をすることが可能になってきています。
これは、モデルが単に学習データを「コピー&ペースト」しているのではなく、学習した知識を組み合わせて新しい推論を生成できることを示しています。つまり、「合成」による創造性です。
もちろん、記事の著者が指摘するように、現在のAIモデルの「思考」は人間の知識やバイアスに大きく依存しています。特に、人間の感情や価値観に関する質問への回答は、本質的に人間のデータの反映に過ぎないという指摘は的確です。
しかし、これは現在の状況であって、将来的な制約ではないかもしれません。特に、強化学習や自己対戦のような技術を用いて、人間のデータに依存せずに知識を獲得していく可能性も出てきています。
結論として、「AIに人間について尋ねる」というアプローチの限界を指摘した記事の主張は妥当ですが、AIの能力を「人間の知識の再構成」だけに限定してしまうのは、やや狭い見方かもしれません。AIの真の可能性と限界を理解するには、もう少し複雑な視点が必要かもしれませんね。
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