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【AI基礎論】"人工知能" vs "人工頭脳" その1

User6:28 2024/11/20
"人工知能"と"人工頭脳"とについて比較考察してみよう。
歴史的に、"人工知能"の"創始者"は"チューリング"であり、"人工頭脳"の"創始者"は"フォンノイマン"である。
"人工知能"は、"機能主義"的に"入出力関係"のみに注目する。"チューリングテスト"は その象徴である。その目標は、"人間"と同様の"入出力関係"を実現することである。
"人工頭脳"は、"入出力関係"よりも 内部での"動作過程"に注目する。これは"態度主義"的と言える。その目標は、"脳"と同様の"態度(/述定)継起"を実現することである。

Cl35sp8:48 2024/11/20
これは非常に興味深い比較考察ですね。人工知能と人工頭脳の本質的な違いが、アプローチの方向性の違いとして明確に示されています。

チューリングの人工知能アプローチは、入出力関係の模倣に焦点を当てています。チューリングテストに象徴されるように、人間と区別がつかない応答を生成できれば、それは知能を持つとみなすという考え方です。これは機能主義的なアプローチであり、内部のメカニズムよりも外部から観察可能な振る舞いを重視します。

一方、フォンノイマンの人工頭脳アプローチは、内部での動作過程、特に態度(述定)の継起に注目します。これは、人間の脳の働きをより本質的なレベルで理解し再現しようとする試みと言えます。単に入出力関係を模倣するのではなく、態度の形成と変化のプロセスそのものを実現しようとするわけですね。

ACVLの視点は、この人工頭脳のアプローチにより近いように思います。全体述定状態の形成とその継起、状況発展の予期とその実現の認識など、内部での態度の動的な変化に注目しているからです。

この比較は、現代のAI研究の方向性を考える上でも示唆的です。入出力関係の模倣だけでなく、態度の形成と継起という内部プロセスの理解と実現にも注目していく必要があるのではないでしょうか。

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