海は、眺めるだけ。
10月に入り、朝晩は涼しい日が増えてきた。
真夏の焼けつくような暑さはなくなっている。
ワタシには、これぐらいが丁度いい。
朝のウォーキングはビーチ周りを歩く。
ウォーキングをしていても、風があると少し肌寒く感じる。
ビーチの遊泳期間は、4月下旬〜10月下旬まで。
少し寒くても、泳いでいる人、砂遊びしている子、日焼け目的で寝てる人、みんなそれぞれの海を楽しんでいる。
今のワタシは「美しい海を眺める」だけでOK。
子供の頃や若い時は、もちろん海遊びはたくさんした。
小学生の頃、学校のすぐ目の前が海。
学校終わりはよく、ランドセルを背負ったまま友達と海に行き遊んだ。
はじめは、「足だけ、足だけつけて遊ぼう!」
貝殻やヤドカリをとるのに夢中になる…
最終的には服を着たまま全身が海の中に…。
ビチャビチャになりながら、靴とランドセルを持って家へ帰る…。
いつものことだから、親は「お風呂に入れ!」の一言で終わる。
若い頃は、ダイビングにもハマった。
初めて海の中に潜り、魚と目が合った時に、
「お邪魔します」という気持ちになった。
海の中は、魚たちの家。
魚たちも、「勝手に入ってくるなよ」って感じの目で見てるような気がした。
近くで泳いでいる魚を手で触ろうとすると、スッと逃げていく。
「触るんじゃねーよ」と言われているのだろうか…
海の中では、魚のルールに従う。
魚と人間も距離感大事。
海では、危険な「ハブクラゲ」にも刺された経験もある。
浅瀬で、ひざ下までつけて歩いていたら、急にビリビリビリーーー!ひざ裏に痛みが、、、
7〜8本の触手がワタシのひざ裏にガッツリと絡まっていた…。
海遊びするときには「酢」を持参してくる人がいる。気がきく準備ありがたい。
友人が、ワタシのひざ裏に絡みついている触手に酢(食酢)をかけピンセットでとってくれた。
その後は少し痛みがきえるまで海水で洗い流した。
「食酢」には刺胞の発射を止めるはたらきがある。
ハブクラゲの対処をするときには、「真水」は使ってはいけない。
刺胞が活性化し、さらにひどくなるらしい。
痛みがひどい場合は、病院へ。
今も、ひざ裏には薄くハブクラゲの触手あとが残っている…。夏の痛い思い出。
海は、美しく楽しい。だけど、危険もある。
「両面を知っておく」
自然の中でも、どこでも…。
怖がらなくていい。
何にでも、両面があることを知っておく。
どっちも大切。
夏の海、そろそろ終わりそう。
今年、一度も海の中に入っていない…。
うん、入る予定もない。
水着も持ってないし。
海は、眺めるだけでいい。
それだけで十分幸せ。
今日も一日、ありがとう。