2024.11.15 Netflix『地獄が呼んでいる』が好きなんだ
Netflixオリジナルドラマ『地獄が呼んでいる』のシーズン2を見終わりました。
私、このドラマめっちゃ好きなんですよね。
1話最初の5分ですっかりやられて、ずっと好きなんです。
すごいのよ…
1話冒頭の暴力描写。
黒いゴリラみたいな地獄の使者が全力で追いかけてきて、周りの迷惑も顧みず暴れ回る。
よくある『他の人には感知できない』じゃなくて、ゴリラ達は平気で無関係の人にも暴力を振るうし、車もぶっ壊す。
めちゃくちゃ怖い。
怖いけど、「すげえ!!」って衝撃で。
YouTubeでもちょこっと見られるけど、ぜひNetflixで見てほしい。
そしてこのドラマ、重めなシリアスなのですが、話がわかりやすいんです。
「〇日後、お前は地獄に行く」
突然現れた天使(?)に宣告され、その予告通りの日に無慈悲に殺される。
なぜ地獄に行くのか。
罪を犯したから? そもそもそれは罪なのか?
神の意図とは?
というお話。
地獄って何?
ほんとにあるの?
地獄に行ったらどうなるの?
神様ってほんとにいるの?
という謎はありながらも、
・地獄行きを宣告されてしまった人とその周りの人々。
・宣告された人を「罪人だ!」と叩く人。
・「この現象は人間を正しい道に導く神の意志によるものだ」と主張し、カリスマ的人気を集める宗教の教祖。
・暴走する教団の過激派。
・「教団の主張は間違っている」と戦う弁護士。
などなど。
わからないことに意味を求めずにいられない人間の弱さと、それにつけ込む悪いやつ。
扇動されて、『罪を犯したやつには何をしてもいい』という理屈で暴力を振るう人々。
そんな地獄絵図を正そうとする人達。
という図式。
わかりやすい。
結構暴力描写がひどいので人を選びますが、人間のいやーーなところ、そんな中でもある、いいところが見たい人にとてもオススメです。
◆◆◆
以下、シーズン2のネタバレありです。
1話から「この人だれ?」「その人だれ?」「いつの話?」となり、わかりやすいはずが「わからない」で始まったシーズン2。
でも大丈夫、その「わからない」は、かなり良いエピソードとともに3話で明かされます。
・復活した新真理会の会長、チョ・ジンス。
キャストが変わりましたが、新しい会長も上手い。全然違和感なく見られました。
ずっと、会長のことは「いい人なのか悪い人なのか…いい人だといいなあ」と思っていましたが、おひさま組の先生の旦那さんを見捨てたシーンで、そっちかあと思ってしまいました。
とはいえ、彼には彼の信念があって。彼なりの善悪があるのだろうけど。
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・矢じりの配信者、風車さん。
前回のドンウクさんに負けずとも劣らないキンキン声での配信と、カットがかかった瞬間下がるテンション、素の表情が最高。
・わかりやすい悪役、2代目議長のキム・ジョンチル。
みんな嫌いな彼が、みんなの溜飲が下がる感じで成敗されて、にっこり。
・シーズン3作る気満々の終わり方ですが、あるのか半信半疑でいるし、ジョンチルがいなくなったし、ラストの「私のウンユル」が見られたので、もし打ち切りになってもこれはこれで好きだなと思いました。
・シーズン3があるなら、刑事さんのその後が見たいです。