好きなこと×理想の姿を両立できる人の考え方 なりたい自分になる技術 感想
今回は、オリエンタルラジオ中田敦彦の弟で、プロダンサーであるFISHBOYさんが著した「好きなこと×理想の姿を両立できる人の考え方 なりたい自分になる技術」を紹介していきます。
あらすじ
この本は、FISHさんが「日本人をみんな躍らせる」という夢を叶えるために行ったことが書かれています。
FISHさんは、学生時代からダンスを続け、ついにはダンスの大会で世界一をとりました。しかし、この功績は世間から認知されることはありませんでした。FISHさんは、どうしたら世間にダンスが認知されるか考え、日本人みんながダンスをするようになったら、大会での実績が認められると結論づけました。
感想
私が一番心に残った文章は、「あなたにもその環境にいるあなただから担える役割がきっとあるはずです。役割に気づくための鍵は「不自由さ」にあります。」というところです。「大会で勝ち続けることは、自分の役割ではない」。世界をとってからFISHさんにこのような考えが芽生えました。学生時代に彼は、ダンスで日本一をとったが、この時も周りからこの功績を認めてもらうことがありませんでした。彼は学生時代やプロダンサーとして結果を出しても世間から認めてもらえない不自由さを感じていました。この不自由さを自由にするために、FISHさんはダンスを知らない人にダンスの魅力を伝えることを考えるようになりました。
現在私は、今の仕事を辞めて新しい道を探そうとしています。「今、自分がやりたいことは何か、自分にできることは何か。」と日々考えていますが、中々答えは出てきませんでした。行き詰っていたところにこの文章と出会い自分にとっての不自由さとは何か考えてみました。そして、一番に出てきたことは、自分が仕事で苦しい時に、助けがなかったことでした。このことから自分の役割は、仕事で苦しんでいる人を見つけて助けてあげることなのかもしれません。
また、この本には次のような文章もありました。「落ち着いて考えてみると、不自由さや違和感があるのに、見て見ぬふりをしているがきっとたくさん出てきます。」普段私も、面倒くさいと感じながらも、気にしないで日々を送ってしまうことは多々あります。しかし、自分のなりたい姿を見つけるには普段の生活の中で、面倒なことや不自由だと感じたことに日々目を向けていくことが大切なんだと思いました。とはいっても、多少面倒なことは、おそらくすぐ、忘れてしまうでしょう。それを防ぐために、普段からメモして記録していこうと思いました。
まとめ
今回この本の中でも不自由さが自分の役割が鍵になることについて語っていきました。それ以外にも人の心の動かし方や、相手から信用される方法、理想を実現するためのステップなど、今の自分を変えたい人や大きな夢を持っている人にとって大変ためになる内容が書いてあります。自分のなりたい姿が分からないと思っている方には、ぜひこの本を読んでいただきたいです。