子供にスマホを持たせる際に注意すること
以前、義理の姪っ子たちが小学校高学年になる際に、スマホを持つ際に注意すべきことの授業を行いました。
その時の下書きが部屋の整理をしていた時に見つかったので、私のnote上に残しておこうと思います。
以前にもSNSの危険性についての記事を書いています。(重複もありますのでご容赦ください。)
●絶対にやってはいけないこと
自分のプライベートゾーンを撮影すること、撮影させることです。
プライベートゾーンって何でしょうと問われたら?
他人に見せない部分、水着で隠れているところと説明しましょう。
なぜ撮影してはダメなのか?
まず、ネット上に流失した場合、消すことができません。
次に、 自分のスマホに画像を保存していたとしても、コンピューター ウィルスに感染して流出する可能性がある。
また、他人に画像を撮らせる、送るとそれをもとに脅される可能性が あります。
トラブル事例として
・彼氏から要求され断り切れない
・お金をあげると言われる
・女友達を装った者(だいたい男)から秘密の共有として画像の送り合
いを求められる(相手の画像はネット上の拝借画像)
●大人になるまでやってはいけないこと
SNSを通じて知らない人と直接会うことは、成人するまで控えましょう。
ネット上の人は信頼できるか?
アイコンが女性の写真だったとしても、そのアカウントのユーザーが本当に女性とは限りません。
子供を自分の欲望の対象として見ている大人がいます。
・どのような手口で近づこうとしてくるか?
A.〇〇を装う。
EX
悩んでいる子の理解者、相談に乗ると装おって近づいてくる。
同世代だと装って親しくなろうとしてくる。
本当の友人のアカウントを偽装し、その友人に成りすまして近づいてくる。
・大人になるまでに何を備えるべきか?
A.違和感(おかしいこと)に気が付けるようになる。
人を見て、その人が信用できる人か判断できるようになる。
学校の友達を想像してみよう。
優しい子、いじわるな子、嘘つきな子、おもしろい子などどのような特徴があるか考えよう。
問題が起きても対応できるようになる。自分で対応できないと思ったら直ぐに信頼できる人に相談する。
A.自分で対処できないうちは、リスクある行動はしないこと。
●ネット利用で注意すること
・課金等の金銭トラブル
ゲームへの課金、ライブ配信時の投げ銭、ペイペイ、メルカリなど簡単
に少額のお金を入手できる反面、トラブルのリスクを意識すること。
・ネット自体への依存。
SNSやゲームのやりすぎに注意する
・詐欺への注意
メールや広告などあらゆる場面で詐欺(金銭要求、個人情報を取得目
的)があることに注意する。
・パスワード、暗証番号の管理
パスワード、暗証番号は他人に教えないこと。
・いじめ問題
ネット上に発信した時点で簡単に取り消すことはできない。
その発言が相手を傷つけることにならないか注意すること。
表現の仕方でも相手を傷つける可能性がある。
例えば、面と向かい合って言う場合と字面だけの場合では伝わるニュア
ンスが異なることがある。
・他人と自分を比べない
SNS上には、キラキラした生活をアップしている人が溢れている。
●家庭内ルールの作成
・家族でルールを話し合う
~まずは大人が手本を示す~
・使用時間についてのルール化はマスト
・年齢制限の確認
ゲームソフト、アプリに表示されている「〇歳以上」という年齢区分マーク(レーティング)を活用。
・ペアレントコントロールの活用
スマートフォンやタブレット、ゲーム機の利用状況を保護者が把握したり、安全管理を行ったりする仕組み。
プレイ時間の制限・調整、課金等の管理、ネットワークの利用制限、年齢区分(レーティング)のチェック等が可能。
Apple スクリーンタイム
android ファミリーリンク
●まとめ(自律した判断ができるようになるために)
大切なことは、如何に子供が自分で判断、自制していくことができるようになるかです。
最初は保護者が関与し、フィルタリング、使用時間の管理をしたとしても、裏技(フィルタリング等の解除)などがあるため管理に限界があります。
子供に身に着けさせる大切なことは、
人を傷つけることはネット上にあげないようにすること
ネットリテラシーを自ら学んでいけるようにすること
何が危険で、安全か判断できるようにすること
です。
保護者の皆様、頑張りましょう!!!!