女衒が見つけた音声配信界隈というブルーオーシャン
「女衒」という言葉を見聞きしたこと、ありますか?
普通、聞いたことないですよね。
今年の9月、ひょんなことから、ノンフィクションライターの中村淳彦さんとキラポエ共闘することとなりました。
私が、何故狂ったように「女衒ボーイズ~ワーママクライシス」を配信したかの理由をAsset Based Community Developmentの視点から解説していこうと思います。
また、女衒ボーイズにとってブルーオーシャンになり得る危険性があった音声配信界隈のポイントも解説していきます。
1 悪い人ホールディングスの概要
悪い人ホールディングス(ヤクザ)について簡単に説明します。
現在、悪い人ホールディングスは、各組ごとにメガバンクと同じように
集約され大きな看板の傘下に入っています。
その看板を使用するためには、フランチャイジーとフランチャイザー間のロイヤリティのような「上納金」の支払いが求められます。
各組には伝統的に「シマ」と呼ばれるヤクザ稼業をやってよい地域が組ごとに割り振られています。(割り振られていると表現していますが、勝手にそうなっているだけです。)
もし、上納金が払えないということになると、看板が使えなくなり他の勢力に抗うことはできなくなります。
その場合「シマ」を失うことになり、その組は「シノギ(生業)」を失うことになります。
それは、彼らにとって死に等しいことです。
そのため、「シマ」に起因する抗争や「シマ」を持つ組が抜けたり、移籍することに対して強烈な拒否反応を示すのです。
悪い人ホールディングスを構成する各組は、それぞれ得意なことでお金を稼ぎます。
賭博、的屋、薬、特殊詐欺、女衒などです。
また、看板を下にしたホールデイングスはグループ企業内(組)での人や金の融通をし合うことができるというメリットがあります。
2 「ない」ものに着目しない戦略
悪い人ホールディングスは、これまで良くも悪くも「シマ」に縛られてきました。
つまり、「シマ」の良し悪しで組の隆盛が決まるということでもありました。
これまで女衒業にあっては、若くて見目麗しい女性を確保しなければ、「シノギ」になりませんでした。
ということは、若くて見目麗しい女性がいる地域とそうじゃない地域によって女衒業の成否につながるということでした。
渋谷や新宿歌舞伎町を「シマ」に持つ組は、女衒業をやりやすいということです。
しかし、その組の「シマ」が若くて見目麗しい女性がいる地域でない場合には、女衒業は難しいとうことになります。
その組に割り当てられた「シマ」が若くて見目麗しい女性がいる地域でないということで嘆くことは、「ない」ものに着目していまっていることになります。
Asset Based Community Developmentの視点では、「ない」ものに目を向けるのではなく、「ある」ものに目を向けることになります。
Asset Based Community Developmentは、地域にあるアセット(資産)をベースにして、持続可能な稼ぎを築き上げるものです。
ここでいう「アセット(資産)」とは、金銭的価値のある財産に限らず、地域の人たち、関係、つながり、団体、施設、場所、もの、産業、自然、歴史、物語、経験などのことです。
そしてこれより、詐欺の手法、それに付随して人を魅了するキラポエ作成のノウハウは「ある」組を仮定します。
その場合、その組の「ある」もの=キラポエのノウハウに着目して女衒業を展開することが、Asset Based Community Developmentに立った戦略となります。
3 女衒にとってのブルーオーシャン
それでは、「ある」ものに着目しつつ、どの市場で女衒業をするかが問題なります。
そこで、今回ブルーオーシャンに当たるのが、音声配信界隈(場所と人)ということだったのです。
まず、ネット上の世界ということは、これまでの伝統的な各組の物理的な「シマ」の概念を無視することができます。
つまり、他の組を気にする必要がなく、早い者勝ち(漁業でいうオリンピック方式)ということになります。
ネット上の音声配信はこれまでどの組も着目してこなかった場所のブルーオーシャン戦略と言えるのです。
次に、音声配信界隈にいるアッパラパーワーママを狙いを定めることが人のブルーオーシャン戦略となり得ます。
今回、二桁万円という中身のない情報商材に金を支払うアッパラパーワーママが現実に出現しました。
これまで、ワーママは堅実で巨額の情報商材に手を出す人種とは思われてきませんでした。
しかし、「素敵です」「自分業」「年収8桁」等の元手タダのポエムで二桁万円を支払うワーママが出現しました。
二桁万円支払わせることができるということは、もうひとポエムで三桁万円に乗せれると思われます。
そして、法定利率最大のローンを組ませれば、ポエムに刺し込まれたワーママを返済が難しい借金漬けにすることが可能です。
その状態まで持ち込めば、女衒の手にかかればワーママを風俗に沈めることも可能でしょう。
30代ワーママであっても、エロス資本が残っている者がいると思います。
そのようなワーママを集中的に狙えば立派な女衒業が成立します。
これまでは、街中(物理的な「シマ」)ではアクセスできないようなワーママ連中に対して音声配信を介してアクセスできるようになるということです。(現実には恐れがあったということです。)
この年代階層の女性は、これまで女衒に着目されていなかったという点で人に対するブルーオーシャン戦略と言えます。
この場合のレッドオーシャンとは若い独身女性ということです。
4 稟議を通らなくする意義
そして、私が狂ったようなペースで配信を続けた理由は、上記女衒業が成り立つ道筋が見えてしまったからです。
早くこの女衒構造や音声配信に潜む危険性を拡散させることは、悪い人ホールディングスの稟議書が通りにくくする効果があったからです。
つまり、女衒業に乗り出す場合、人、金、時間をかけることになるため
厳密な市場調査(ポエムに刺さる馬鹿なワーママが多くいるかどうか等)を事前に行います。
その際、「女衒ボーイズ~ワーママクライシス」なんていう配信が少しでも広がっていれば、間違いなく悪い人ホールディングス内稟議書は通りずらくなります。
そのため、今回配信を急ぐ意義があったのです。