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運が動き出す(選択の先に)③
4月19日にはすでに大事な予定が入っていた。
そう、この日は八ヶ岳にいる日なのだから
「まだ、間に合う。日程変更をしよう!」
急いで貸し会議室の会社と契約した利用規約を見直す
そこには
「当方はいかなる理由でも本契約後の日程変更は受け付けておりません。日程変更をされる際には一度、キャンセル手続きをして再度お申込みください。なお、本契約後のキャンセルについてはキャンセル料が発生いたします」
ですよね・・・
申し込みした時にちゃんと読んだからよく覚えている
すでに本契約をして入金済。
キャンセル料を調べると決して安い金額ではなかった。
しかし、日程変更以外考えられない
告知をやり直すためにも、早く変更をしなくては
焦る気持ちを押さえ、すぐに貸し会議室の受付窓口へ電話を入れる。
電話口に出られた方に日程変更の申し入れをすると
「当社は本契約後の日程変更は受けつけていないのですよー。キャンセルして頂いて改めて新規で申込をして頂くことになっているんですよー」
「それは承知しております。その上でお願いしたいと思っています」
と
「その場合キャンセル料をお支払い頂くとになりますが・・・」
「はい、承知しております。キャンセル料をお支払いしたうえで再度申込させて頂きます」
先方の方は、そうですかーちょっと待っていてくださいね と言うと、スマホのスピーカーから保留音が流れてきた。
スマホのスピーカーからはベートーヴェンの「ト調メヌエット」が流れていた。
今頃、受話器の向こうではキャンセル料金の計算をしているのだろうかと思いながらベートーヴェンのメヌエットに耳を傾けていた。
保留音が途切れた
「お待たせしました。
あのー
今回ですねー
本契約後にすでに決済も済んでおりますので、特別にこのまま日程変更をさせて頂くことにしますのでご希望の日程をお聞かせください」
と、予想外の言葉が返ってきた。
「え~
本当ですが
本当にいいのですか
こんなにうれしいことはありません。
ありがとうございます。
私は本当に運がいいですねー
ありがとうございます」
と言うと
先方の担当者は少しにこやかになった声で
「運がいいいいですか、そのようですね、当社では通常では行わない対応ですからね」
と言った。
変更する希望日程の4月14日(日)を伝え、スマホの通話終了の赤い×ボタンを押した。
30分後、日程変更された契約書と領収書が貸し会議室の会社からメールで送られてきた。
これで無事に日程変更が完了できた。
それもキャンセル料なしで
「自然と強運体質になる3つの秘訣」
やはりこのセミナー、開催前から運が動き出している。