心が折れる時

3月12日
ノコギリの刃が根本からポッキリ折れた
体力もヘトヘトでお腹も空いて終わりの見えない中ノコギリの刃が折れた
今日はもうやめにしよう
なぜだかそこに自分が年老いて頭も回らず集中力もない何もかも上手くできなくなった老人の姿が見えた。
だんだんと切る枝も太くなっていき、今日の枝木は一段と年期が入って固かった
これまでもたくさんの木を切ってきた
片手ノコギリの刃先の細い部分はすでに折れていた
それでも残りの短くなった刃でダメ押しとばかりに切り続けていた。
硬い枝木を1回切り落とすだけなら問題はない
その後また硬い枝木を細かく切り分けるのが大変だ
広葉樹なので切り落とし寝かせたところでねじ曲がっていてなかなか押さえつけるのも難しい
そのせいで刃に負担をかけてしまったのでしょう。
刃が折れた瞬間、心が折れるのをはっきりリアルに感じてしまった。
人が長生きして死ぬ時もこういう感じなのかなと考えた日でした。


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