インドア派親子の行動範囲の広げ方

ゴールデンウィーク、外出に興味が無い息子と、とにかくどこにでも出かけたい娘。

母親である私は、もともと出かけるのはあまり好きではないけれど、いろいろ学ぶなかで、「移動する」「動く」「旅する」ということの大切さを知識として知ったタイプだ。

人間が賢くなる方法は「人」「本」「旅」に尽きる

出口治明

何もなければ引きこもりがちな私なので、あえて「移動距離を稼ぐ」ことを意識している。

同じくインドア派の7歳の息子が腰を上げるのは、
①    保育園時代の友達の誘いがある
②    母が行きたいから付き合ってほしい

主にこの2パターン。後者の場合は、楽しくなければ明らかにテンションが低く、目的地に到着する前であっても「もう帰ろう」を連呼されることもあり、簡単ではない。

行きたくない状態の息子を無理に連れ出しても、お互いが疲れるだけ。
出かけたい娘は、夫担当となり、さっさと2人で出かけて行ったので、今日は別行動の1日。

一般論として、やっぱり出かける方がいいのだろうけれど、今目の前の息子にとって、どういう選択が望ましいか?

誰にも邪魔されずに好きなゲームのyoutubeを見たい息子。
そもそも自宅にゲームはなく、基本的にゲームはさせたくないし、youtubeだって見せたくはない。そのためにも、出かけることが一番手っ取り早い。

いろんな感情はあっても、とりあえず、彼の選択を尊重することにした。

①    勉強したら、②同じ時間テレビ(youtube)みる。③テレビをみたあとは、目を休ませる。
いろいろルール決めをしてきたなかで、お互いが納得できるところで着地。
ちょっとずつ変化しているが、毎回確認するようにしている。

自分で決めたこと、自分のつもりを否定されなかったので、割と素直にドリル(小1からのやり残し)に取り組んだ小2の息子。
問題が簡単なので、〇がいっぱいで気分もよい。
そしてドリルをやり切ったのでさらに気分が良い。
③の休憩タイムに何をするかまでは、考えていないようだったので、母の提案に素直に従い、家の周りを散歩したり、布団のシーツ交換を手伝ったり、母親の腰を踏んでマッサージしたり、いつもしないことを、ちょっとずつする。

布団のシーツ交換は、彼には大きくて大変そうだったけれど、自分ひとりでやるというので、任せることにした。
途中、布団が重くてちょっとイライラしていたけれど、自分でやり切った。
以前の私なら、手助けしていただろうけれど、自分でやるというのだから、先回りのお節介はしない
ちょっと苦労してでもやりきる経験もとても大切だと思う。

新しい環境になじむのに、時間がかかる息子にとって、急激な環境の変化はストレスにしかならない。
自分が安心できる範囲で、ちょっとずつ増やせそうな新しい行動を考える
いきなり大きく動くと疲れる。
私も息子もスモールステップで少しずつ、身の回りで、昨日と違うことに挑戦してみればいい。
読書はマラソンと同じようなもので、最初からいきなりフルマラソンを走れないように、いきなり大作は読めないという話を聞いたことがある。
移動距離を増やす、行動範囲を広げるのも一緒よね。
ちょっとずつ行動範囲を広げ、距離を伸ばす。
それでいい。

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