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体操ニッポン

7月24日から始まったパリオリンピックも、半分以上が過ぎて、なんとなく寂しくなってきました。

私が2番目に好きな競技は男子体操です。
柔道と並んで日本のお家芸と呼ばれています。
今回は、団体、個人総合と金メダルを獲得してくれました。

体操競技の得点は、演技の難しさなど構成内容を評価するDスコア (演技価値点、Difficulty score) と演技のできばえを評価するEスコア(実施点、Execution Score)の両者を加算して算出 されます。

私が特に好きな種目は鉄棒です。
鉄棒は体操の花形とも言われ人気の高い種目です。
今の日本選手で鉄棒が得意な選手は橋本大輝選手です。
今回体調が万全ではないところがあったのか、不本意な演技もありましたが、その中でも団体の鉄棒は見事に決めてくれました。

橋本選手の団体での鉄棒は離れ技が4回もありました。
橋本選手の離れ技はコバチ系とトカチェフ系の両方が入ってます。

コバチは、バーを飛び越えながら後方かかえこみ二回宙返りという技でD難度です。
かかえこみというのは体育座りのような姿勢です。
ここから膝を伸ばすと屈伸という姿勢になり難度が上がります。
さらに腰まで伸ばして体が一直線になると伸身という姿勢になり難度がさらに上がります。

コバチに一回ひねりを加えた技がコールマンという技でE難度になります。
さらにコールマンを伸身姿勢で行うとカッシーナという技になり難度はG難度と上がります。

トカチェフは、前振り開脚背面とび越しという技でC難度です。
開脚ではなく伸身トカチェフになると難度はD難度と上がります。
伸身トカチェフに一回ひねりを加えるとリユウキンという技になり難度はF難度となります。

橋本選手が団体でやった離れ技は
リユウキン(伸身トカチェフ一回ひねり F)
カッシーナ(伸身コバチ一回ひねり G)
コールマン(コバチ一回ひねり E)
伸身トカチェフ D

めっちゃすごいです。
体操競技をやったことのない人は、たぶんこの中の一つもできません。

東京オリンピックで橋本選手が個人総合で金メダルを獲った時、一体この先何連覇するだろうと思いましたが、今回、岡慎之助選手が個人総合で金メダルを獲ってしまいました。
まだ20歳です。
4年後は24歳なので連覇も十分チャンスがありますが、橋本選手も4年後でも26歳なのでまだまだ優勝できる可能性はあります。
もしかしたら、まだ名前も知らない、現在中学生や高校生が出てきて金メダルを獲ってしまうかもしれません。
全く予想がつきません。

ここまで書いて、体操競技ってnoteの記事やスタエフのトークと似たところがあるなと気付きました。

ひねりがあると面白いし、着地(オチ)が決まるととても気持ちがいいです。


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