勝手に返句
noteやスタエフで仲良くさせていただいている西野圭果さんの俳句に勝手に返句?させていただきました。
元句
やわ肌の 吾子のえくぼや 寒椿
( 作 西野圭果 )
返句
山肌の 銀の帽子や 缶チューハイ
( 作 トシ )
解説
元句は、庭の寒椿を見ていたらお孫さんの口元を思い出し、そう言えば親子三代にわたってみんな右頬にえくぼがあるなあと何気ない幸せな日常が伝わってくるほっこりした句です。
返句は、上五と下五が元句の韻を踏んでます。このあたりはまさに作者の真骨頂でしょうか。
お孫さんの世話を親に任せて、自分はこたつに入って、缶チューハイを飲みながら、雪化粧した山肌と寒椿の鮮やかなコントラストに目をやる。
普段の子育ての慌ただしさから、ほんの一瞬でも心にゆとりを持てる穏やかな時間と親のありがたさを感じる一句です。