一周年記念

 プライベートのちょっとしたきっかけからnote利用と作品掲載を始め、めでたく一年が経ちました。
 今回はご挨拶の後で、一年目の活動を振り返った簡単な作品・傾向のガイドと今後の創作の方向性のお話しを行わせて頂きます。
 良かったら過去作もお読みください🙂
 
 
◾️ご挨拶
 
 今まで十年ぐらい自分の中で趣味として書き溜めていただけだったのですが、この一年間は新しい心配も出来て毎日がとても刺激的でした。作品の質の向上に繋がっている面もあると考えています。
 皆様からリアクションを頂けることでその度ポジティヴな気持ちになることも出来ていました──本当に自分の場合、書くことで内的な報酬を得ていただけで、創作物は長らく対外的には幽霊同然の状態でしたから、一つ一つのリアクションの持つ意味はかなり大きいです(・_・;

 現状ではそのnoteで掲載する段階でその都度の達成感が生じています。公募などへの出展は何となく縁がなさそうなこともあり、具体的にはまるで考えていない状態です。
 先のことは解らない面もありますが、二年目もとりあえず短編小説とショートショート、持続的なと仮で銘打つショートショート未満の小説を中心にマイペースで掲載する予定でいます。
 どうぞよろしくお願い致します。
 
 
◾️短編小説について
 

 二万字を目処に作品を作っています。ただしほぼ毎回上手くいきません。現時点での掲載作では二万字以内の作品の方が少ないです。
 ジャンルは特に固定していませんが、SF・ファンタジー要素が少しでも絡む作品が多いです。現状では半分以上を占めています。
 ですが理系的な専門知識を持ち合わせていませんので、作品内ではその辺りの記述は必要に応じて最低限提示する程度に留め、自分なりに様々な方法を模索して毎回挑んでいる感じです。
 ユーモラスと言って良さそうな文体の作品が幾つかあると思いますが、そういう文体になった原因もそんなところにあるかなと考えています。
 SF的でないラブストーリーなどの話をその文体で書くことはnote未掲載の作品で何度か行っていました。今までの掲載作でSF要素が希薄なものは物足りなさも覚える結果が続いていましたので、今後の新規作品でSF的でない内容をユーモラスに書くことを試してみたいです。
 上記の物足りなさを覚える点についても自分なりに理由の見当はついていて……プライベートでは色々書いていたのですが、note上ではネガティヴな展開や描写を中心とした諸々の自主規制を設けている点が大きいかなと考えています。
 この場合には詩情的なもので補う方法を試したりしていますが、流石に限界があると感じています。ただしそのような話も治癒・回復や鬼退治的でない作風、自分が持続的な話(ある意味ではダラダラとした日常的な)と分類しているとこではそれなりの手応えを個人的に得られています。今後は短編以外の形で表現していくかもしれませんが、市販されている短編小説などをお手本にし、オーソドックスに回帰した作品も書いてみたいです。
 
 上記でお話しした自分の中ではユーモラス寄りな三作品をご紹介します。
※他の作品も全くユーモラスでない訳でなく、暗い話な訳でもありません。
 
・『見えない帽子の劇場』はメタバースもののSF群像劇の作品です。
・『時の難民』は設定はSF的ですが内容は日常ものに近いと思います。元は短編映画の主人公が異世界でタクシードライバーをやっている話です。
・『invalid』は記憶が突然変異した主人公の話でファンタジー色が強いです。文体は明るいですが内容的にはダークな面もあります。

 
◾️ショートショートのお薦め
 
 色々書いて来ましたが、下記に三点程ピックアップしてみました。まだまだ書き方が定まっていない面があります。
 また、当初は短編のサブストーリー的な話をショートショートでとお話ししていましたが、一年目の途中から少し手間取る機会も増えていましたので、二年目は頻度を落とす形になるかもしれません。よろしくお願いします。
 
・『cradle』はnote上で最初に掲載した短編『anothergazer』の関連作です。
・『王様の樽』は現代の架空の小国の王様の話です。個人的に好きなスポーツのサッカーも少し絡んでいます。
・『詩?』は脱力的な内容です。