雑記 2024.10.21
お疲れ様です。
短編小説の『少年フクロウ』がめでたく掲載終了しました。
書き終わった後も少しバタバタしていて、翌日ぐらいにかけて微調整を繰り返していました。
一応現状は落ち着いているはずですが、作品内で説明出来ていないポイントは多いかと思います😅
・隔絶区画内にはワープ式で移動することは不可。でも区画内に入った後ではゲームのセーブデータをロードする時みたいに区画内で再登場出来る。
・報酬受け取り者の名前は非表示にすることも可能。でも作中の先生が表示している場合により有力なヒントを与えている説があって、主人公は一応表示設定をオンにしている。
・言語は色々調整可能。吹き替え版みたいにすることも出来るけど、主人公は一応勉強になるかと考えて音量の偏りのある二重音声にしている。ただその目的は忘れがちであまり意味がないことになっている。
※ここでマジックミラー的に、自分には自分の名前で呼ばれているように聞こえるけど、実際には記号的に変換されたもので他の利用者は別名で呼んでいる、などの案も一応考慮。
・バースという通貨→1000バースで100円ぐらいみたいな話が一応(3)で出ているけど、1000万バースは100万円とは限らない。ロボットはメタバ内だと天文学的な値打ちでも、現実ではNFTの絵みたいな扱いにすぎないので……という感じ。他に収穫加速の法則や収穫逓減の法則やらを参考に。多少後付けで考えた面もあり。
・ヒロイン絡みの漫画作品はバトルものじゃなく、内向的な作品、ダークファンタジーなどをイメージ。
知略戦ものや経済系の作中作やら、やりたかったことも含めてまだまだ沢山ありました。反省点の一つですが、双子都市の設定はもっと練り込んでから着手した方が良かったかなと考えています。
この辺りは個人的な動機が色々あってかなりファンタジックに、エンタメ優先で構想したところです。未開拓地の要塞的なものなど、実際に成立した流れは一応自分なりに考えてみたのですが、舞台の島自体が時代混淆していますし反面教師なディストピアでもあります。考える中であまりこじ付け的な無理は利かせないでも良いかという感じになりました🙂
以下、完全な与太話なので話半分以下でお聞き頂ければと思います。
島自体を含めて天動説的な舞台になりそうなのですが、元来その辺りの問題を回避するためにありがちな古代文明方式の設定があるのかなと考えます。
ただし古代文明方式を取る場合、情報共有が出来てしまうネットがネットカフェとして登場する辺りがネックになりそうです。そこは島全域や島民向けのネットというよりは、島と現実間や入島者間を繋ぐものと見た方が良いかなとも考えます。
そうなると霊験あらたかな凄いパワースポット=ネットカフェという舞台になりますし、古代文明=現実となって原作が原則・ルール的なものになり、天動説的な見方の回避にも役立つかもしれません。入島者は各自がそのような状況を回避させるために動いているとも考えられそうです。
もしかすると島内自然環境が相互作用し循環する、みたいな設定が一番余計のような気がしますが、そこが舞台の島自体の特色になっている面はあると思います😅
その他の反省点ですが、クエスト発生のオフ状態がどのように機能するか──オフ設定の人がいると周囲で何も起きないのか、傍観者的になるだけか、オフ設定の人が強制で安全地帯へ飛ばされるか──を描いていなかった点、中二病的になりがちな面をギャグで緩和したかったけど不十分だったかなという点、キャラクターが沢山出るためのベタ多用でそこから発展させたかったけど難しかった点、などなどこちらも色々ありました。
(4)では展開が続くことで軽く絶望を感じさせることが出来れば、という意図で過剰な形で書いていた面もあります。自分でもかなり疲弊していましたし、雑な出来に終わったところもあるかと思われます。
また、文体についてですが、当初は一つ一つの文章が単体で自立している度合いを高め、各文章が乗算的に機能する形に出来ればと考えていました──Aは悩んでいる、Bは歌う、Aは微笑む、のように詩を連ねるみたいに進めていく形です。
接続詞を使わない書き方も視野に入れていましたが、結局多用して詩の羅列式とは異なる形になっています。ですがそこは読まれる方の頭の中で処理して頂けるものでもあるかと考えております🙂
島自体が存続の危機に見舞われる、主人公が現実でも異能の力を振るえるようになってしまう、その他の続編構想もありますが、今は全く書く気力がありません。
次の短編はガラリと作風を変えて日常的な話にする予定です。年内を目処にこれから頑張ってみます。
最近ショートショートを描いてみたら5000字以上になってしまったので、その作品をむしろ三倍ぐらいにして短編に仕立てて掲載してみるかもしれません。
他に先日もお話しした通り、『エレクトロニカ』の数話をまとめ、三人称にしたものも近々お届けする予定です。
それでは。プライベートでは最近都内の植物園に行って来ましたが、山登りもしたいですし、経済系の本を読んで疎かったところをもっと学んで行きたいと考えています。