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「選挙が壊れる」 19知事が民主主義と地方自治を守る緊急アピール

衆院東京15区補選や東京都知事選、兵庫県知事選などで、候補者の演説妨害、ポスター掲示濫用、「2馬力選挙」など公正な選挙の土台を脅かす事態が相次いでいることに異議を申し立て、迅速な対応を政府・国会に求める「民主主義と地方自治を守るための緊急アピール」が2月17日、19県知事の連名で公表されました。

緊急アピールは平井伸治・鳥取県知事が呼びかけたもの。同日開いたウェブによる9県知事の合同会見で平井知事は、「民主主義と地方自治の根源となる選挙の土俵が危機にさらされている。当選の意思がなく他候補を応援する目的の立候補は受理すべきでない。現行法の運用で対応できる。公明で適正な選挙が保障されるようアピールを提言した」と発言。

公表されたアピールの全文

浜田省司高知県知事は「幸い高知県では事例がないが、公職選挙法を逸脱した売名行為は嘆かわしい。言語道断だ」とアピールに賛意を示しました。

アピールに賛同した県知事は以下(敬称略)。岩手県(達増拓也)、宮城県(村井嘉浩)、富山県(新田八朗)、福井県(杉本達治)、山梨県(長崎幸太郎)、長野県(阿部守一)、三重県(一見勝之)、滋賀県(三日月大造)、京都府(西脇隆俊)、鳥取県(平井伸治)、島根県(丸山達也)、岡山県(伊原木隆太)、広島県(湯崎英彦)、山口県(村岡嗣政)、香川県(池田豊人)、高知県(浜田省司)、熊本県(木村敬)、宮崎県(河野俊嗣)、鹿児島県(塩田康一)
(2025年2月17日 高知民報)

写真はウェブで共同会見に参加する浜田省司高知県知事(2月17日、高知県庁)

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