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【2枚の紙で23メートルのクジラを作る】とあるアーティストを紹介させて下さい44

黒い闇の中に白く浮かび上がる、全長32メートルの巨体。巨大なシロナガスクジラの形をしたオブジェは2枚の和紙のシートを細かく切り抜き、形にしたものです。ギャラリーに設置されたこのオブジェ、1人の女性が制作に一年をかけて、作り上げたものです。

とあるアーティストを紹介させて下さい。

彼女は1981年10月2日、兵庫県に生まれました。
5歳の時に切り絵(基本的に一枚の紙から人物や植物、動物や建物などを切り出して作るアート作品)に出会い、その面白さに魅了されます。

2004年、東京の美術学校「桑沢デザイン研究所」を卒業、切り絵の制作を続けながら、グラフィックデザイナーとしてキャリアを積みます。

2005年、西洋文化アートを学ぶため渡英。
2010年にロンドンにスタジオを設立。仕事とともに切り絵アート作品の制作を続けます。

以降、切り絵を立体的に見せる手法で、2021年にヒョウ、2013年にシロクマ、2014年に白頭鷲、2018年にシロナガスクジラと、動物をモチーフにした作品で世界的に評価を得ます。

その他、世界的ブランド「Bulgari」の東アジア全てのブライダルウインドウディスプレイ用アートを作成、成功させ高い評価を得ます。

彼女の名前は小島奈保子。切り絵技術の新たな表現で世界に羽ばたくアーティストです。

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