【高校生アーティスト】とあるアーティストを紹介させて下さい28
彼女は2007年、埼玉県で生まれました。
幼い頃から発達障害や場面緘黙(特定の場面や状況下で話せなくなる)を抱えていました。
幼稚園の頃から友達の前で話せなくなる事があり、小学校でも体調不良を訴え、やがて学校に通えなくなりました。
絵を描く事が大好きだった彼女は、学校に通えない間、絵を描く事が心の支えになりました。模写やオリジナルキャラ、ペン画や水彩など、色々な絵に挑戦しました。
彼女の母は、「同じく絵が好きな子達と過ごせば、良い刺激になるのでは?」と考え、彼女は小学校3年生の時に近くのアトリエに通い始めました。
更に母の提案で、インスタグラムに絵を投稿し始めました。
彼女の絵に対してポジティブな反応が返ってきました。
中学1年生の時に地域の活動支援センターでオリジナルキャラが採用されたり、中学2年の時にインスタグラムに投稿した絵を描く動画が500万再生を記録したりしました。
以降、知名度が上がり、
2020年 きょうだい展(越谷市、吉川市)
2021年 SHIBUYA AWARD2021 明日の神話賞受賞、
2022年 きょうだい展2(越谷市、吉川市)
2023年 コピックアワード2023 次世代アーティスト賞受賞、
2023年 Zepp横浜TEEN AGE BASHにて展示など、精力的に活動を続けます。
通信制の高校に通うようにもなりました。
2024年、彼女は、埼玉県立美術館で高校生では初となる個展を開きました。
小学生の頃、同館を訪れ「いつか、この美術館で作品を展示したい」との思いを抱いた事がきっかけだそうです。
高校生の個展は過去に例がなかった為、それまでの作品展開催実績や作品などの資料を提出し、ようやく開催が決まったそうです。
彼女は言います。
「見た人に寄り添うような絵を描きたい。絵を描いていて楽しいし、人の役に立てる事がうれしい。」
彼女の名前はapipo(あぴぽ)。
将来の夢は画家の、高校生アーティストです。