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【感想】中村洋太さんの講座に参加して、応援される人には理由があると思った話

エッセイスト、旅行ライター 中村洋太さんの講座に参加しました。

講座はマーブルコミュニティメンバーからの事前質問に対し、中村さんが回答するスタイル。

・トラベルライターとしての質問集
・エッセイについての質問集
・フリーランスキャリアの質問集

どの回答も「なるほど」と唸るものばかり。メモを取る手がとまりませんでした。

中村さんご自身が、丁寧に、素早くイベントレポートを書いておられます。講座の内容が気になる方は、中村さんのnoteをご覧ください。

ここからは感想です。中村さんの「人生に対する、向き合い方」が非常に印象的でした。最も印象的だった部分は、キャリアに関する質問への回答。

【質問1】自分のキャリアについてどのくらいの頻度で考えていますか?理想を実現するために意識していることもあればお伺いしたいです!

毎月振り返る、とか決めてるわけじゃないけど、ある意味では常に意識をしている。

ぼくの場合は、先に不安が来る。夜中に起きてしまう。それで不安に気づく。ほとんどがキャリアの不安。

果たして、これが自分が望んでいた人生なのだろうか? どうしてこうなってしまったんだろう? 本当にやりたいことをできているのか? できていないのであれば、なぜ自分は動けないんだろう?

そんな自問自答の連続。素直になること。吐き出すこと。紙のノートに書くこと。自分だけの時間を作ること。ランニングもそういう目的がある。

「果たして、これが自分が望んでいた人生なのだろうか? どうしてこうなってしまったんだろう? 本当にやりたいことをできているのか? できていないのであれば、なぜ自分は動けないんだろう?」

この部分がハッとしたんですよね。

わたし自身「望んでいた人生を歩めているか」について、頻繁には考えない。

「本当にやりたいこと」って何だろう?
あるにはあるけど、抽象的。どちらが良い悪いではなく、中村さんとわたしとでは「本当にやりたいこと」の解像度も本気度も渇望感も違いそう。


ここまで感じてみて、ふとした仮説を思いつく。


中村さんは、ご自身を、ご自身の人生を非常に丁寧に扱っていらっしゃるのではないか。

自分を丁寧に扱う方だからこそ、自分に嘘をつかないように正直に生きる。周囲に自分の弱さもさらけ出し、率直に話せる。その正直さ、率直さが共感を生み、応援される人になれるのではないか。

なぜなら、本音の気持ちは、なかなか人に言えない。
言えないどころか、自分自身だって本当の気持ちに気づいていない時もある。

本当の気持ちを見つめると、傷ついていること、悲しいこと、不都合なこと、自己矛盾などに気がついてしまって、苦しくなる。だから蓋をしてしまう。

それなのに、中村さんは目をそらさずに「本当の気持ち」を見つめ続けようとしている。その姿がカッコイイし、羨ましい。清々しい。

応援される人には、「自分を見つめ続ける力」と「さらけ出せる勇気」があるんだ。


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