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小学生のおこづかい管理の仕組み作り

皆さん小学生のお子さんをお持ちの皆さんお小遣い管理はどうしていますか?

我が家の小3,小1の娘たちは、まだ定額制のお小遣いは渡していません。

ただし、祖父母から帰省のときにたまに持たせてくれる金額と、お年玉の中の一部を使えるように本人管理で渡していました。

そうやって渡したおこづかいは本人たちは貯金箱にお金をためていき、貯金箱の重みが増えて喜ぶということをしていました。

今までの子ども達はまだまだ親とすぐ行動することが多くて、なかなか使うタイミング使い方がなくて、とりあえず貯金箱に入れているだけの形になっていました。


▼きっかけ


今回お小遣い管理の仕組みを作ろうと思ったのは、小3の長女が放課後にお友達と遊ぶことが増えて来たことです。

放課後、一度家に帰って荷物を置いてから友達と公園で再集合して遊びに行くと、お友達がお小遣いでコンビニでピザまんを買っていたところを目にして驚いたそうです。

うちはお金を持って出かける事は基本的になかったので、すごく大人びた行動に見えたんでしょう。

長女は、お友達に1口あげると言われても「大丈夫」と断って帰ってきたそうが、食べたことがないピザまんに期待も高まり、家でその後、ピザまんを買いに行きたい。買いに行きたいとしきりに言っていました。(翌日すぐ買いに行きましたが、思ってたのと違う、と半分残して終了・笑)

お友達と遊ぶときに、おこづかいを持ってきてお店に入るお友達もできたことがわかって、本人たちに任せていた置きっぱなしになっている貯金箱の管理などを前から気になっていたので、この機会にお小遣い管理の仕組みを作ることにしました。

お金の管理は本人が興味持ったのが良いタイミングとされています。

ちなみに、次女は小1ですが、最近そろばんを習い始めて数にとても興味があるので、試しに2人で揃ってやってみることにしました。


▼ルール決め


何事も、始める前のルール決めが大切だと思います。

これを期に、子ども同士の金銭トラブルの話を知っているだけ伝えました。

何度も繰り返し伝えました。

そして、おこづかいルールはお家によって違うので、他のお家のルールが違っても、うちのルールを守るように伝えました。

ちなみにうちのルールはこちらです↓

①お友達とお金の貸し借りは何があっても無し
②奢る、奢られるもなし
(ジュース1本買ってあげるは✗、自分用に買ったものをたくさん入っている袋菓子の中から1個あげるは◯)
③使ったときは、できるだけその日中におこづかい帳に記録
④自分の財布は自分で管理
⑤放課後にお小遣いを使うときはお菓子は1個まで、夕飯は残さず食べる


▼仕組み作り


①貯金箱の中身の把握


まず最初は家計管理と一緒で自分がいくら持っているか把握することです。

貯金箱にバラバラに入っていた小銭や折りたたまれたお札を取り出し、自分でいくらにいくら入っているかを数えた上で報告してもらいました。

ちなみに我が家の場合、小銭を集めてみるとそれぞれ8000円近く貯金箱の中に入っていました。


②本人管理の金額をお財布に入れる


この金額を急に本人たちが管理するのが難しいと思ったので、まず2人にはそのお小遣いの中から500円ずつ渡し、それぞれのお財布の中に入れます。

残りの金額は私が責任持って預かることにして、子供たちの手の届かないところに置き、預かった金額や日付などをスプレッドシートにまとめて2人に見せました。


③おこづかい請求方法の説明


本人たちが持っているお小遣いは500円。

使ったときに報告してくれれば不足した金額を補充することとします。


我が家では支給は100円単位、手持ちのお小遣いは500円以上600円未満の間で数が出るようにお小遣いを持たせてみることとします。

そうすることでお会計の時に自分で10円玉や1円玉を使って支払うちょっとした計算練習もできるんじゃないかなと思っています。


④自分で収支を記録


お小遣いを使った日はレシートなどでいくら使ったかを把握しておいて、ダイソーで買った『こどもつうちょう』へ記入し、自分の持っているお金を数えて合っているか確認してから報告するよう伝えてあります。

この収支が合っていれば、2人のお小遣い預かり分から二人に金額を渡します。

どのくらいの頻度でどんなものにお金をどれぐらいのペースで使っているかが親の私にも把握できるようになります。


⑤約束の範囲の使い道にはケチをつけない


次女はこのお小遣いを渡した途端に、コンビニでジュースとお菓子で495円まで購入してきました。

まずは本人も練習に使ってみたかったんでしょう。

決めたルールの範囲内できちんと管理できていることを褒めておきました。

親の感覚でいうと、コンビニで買うよりスーパーのほうが安いし、お菓子も自分の分とお姉ちゃんの分と2個買っていましたが、1つは前日お姉ちゃんのお菓子を食べてしまった分のお返しとしてだからギリセーフ。

本人なりに考えたことを否定せず様子を見たいと思います。


▼これが絶対のルールではない


今回子どもと一緒にルールを考えました(多少誘導はしましたが、子供の納得感を得るのが大事)

ただし、運用していく中で足りないルールや運用しにくいルールも出てくると思うので、そのときには都度見直しをしていこうと話しています。

また、1年生の次女の友達はまだお小遣いを持ち歩く子は少ないはずですし、3年生の長女のお友達も、お小遣いを自由に使わせる子もいれば、お小遣いも持たせない、お店に入ってはいけないと言われているお家もあります。

まずは使い方その他悩んだときは相談してきてほしいことを伝えました。

また、公園など大人数で遊ぶときはできるだけ水筒と家のお菓子を持っていくようにして、トラブルの原因になりやすいお金は出来れば持ち歩いてほしくないこと。

家の買い置きお菓子であれば、持ち出してお友達に分けても構わないと伝えてあります。

今後もお小遣い管理には悩むと思いますが、都度話し合いをしつつ、子どもたちと一緒にステップアップしていければと思います。

▼参考にした本

石田先生の本の中でもこの本は子供とルール作りをしていくなかで、いつも参考にさせてもらっています。

ゲームも、スマホも、お小遣いも、最初のルール作りが大切。

ルール作りも実験と思って、少しづつ改良しながら二人の成長を見守りたいと思います。

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