医療保険とはどういう保険か?特徴3選

医療保険とはケガや病気で通院・治療・入院等したときに支払われる保険です。

特徴その①:医療費の負担軽減(医療保険に加入する目的)
・怪我や病気による医療費用の負担を軽減するための制度です。保険料を支払うことで、保険金を受け取ることができ、医療費を抑えることができます。
・一部の医療保険には、入院手当や療養手当などの給付が含まれている場合があります。これらの給付は、病気や怪我によって仕事を休まなければならなくなった場合に、一定期間、一定の金額を支払うものです。ただし、これらの給付は、”療養期間中の生活費を支援”するためのものであり、収入の補償するものではありません。

特徴その②:幅広いカバー範囲
 医療保険は、病気や怪我に関する様々な治療費用をカバーしています。例えば、入院費や手術費、検査費、診療費などです。
 近年では、メンタルヘルスの重要性が高まっており、医療保険においても、精神疾患の治療費用がカバーされることが一般的になってきています。
 ただし、精神疾患に対する保障内容や保障範囲は、保険会社や保険商品によって異なります。一部の保険商品では、精神疾患に対する保障内容が限定的である場合もあります。そのため、保険に加入する前に、保障内容や保障範囲を確認することが重要です。
 また保険金については、療養期間中の給付や療養中の介護費用もカバーされる場合があります。

特徴その③:年齢や健康状態による保険料の差異
 医療保険の保険料は、年齢や健康状態によって異なります。若い人ほど保険料が安く、年齢が上がるにつれ保険料が高くなる傾向があります。
 加入には健康な状態であることが前提となりますが、持病がある場合でも医療保険に加入することは可能です。ただし、保険会社によっては、保険契約の審査時に持病を申告することが必要であり、保険会社が判断した上で、保険加入を認める場合や、保険加入を認めるものの、保障内容や保障期間を制限する場合もあります。
 また、加入時期や保険の種類によっても保険料に差が出ることがあります。

【まとめ】
 医療保険の目的は医療費負担の軽減です。仮にあなたが病気やケガで1ヶ月間入院し病院へ172,000円(*)支払ったとします。そんな大金を支払ったら生活が出来なくなる(苦しくなる)という方は加入を検討してみてはどうでしょう?
 アドバイスとしては、医療保険は掛捨て型を選びましょう。貯蓄型医療保険というものもありますが加入目的は医療費負担の軽減です。貯蓄型保険は資産状況が分かりずらい、お金を引き出す手続きが面倒、商品によっては解約しないとお金が引き出せないといったこともありますので貯蓄は別に管理することをおススメします。

*2022年度の国民健康保険における医療費の自己負担額上限は172,000円となっています。つまり、医療費が172,000円を超えた場合に、超過分が高額医療費助成の対象となります。
注意:医療費の自己負担額が一定額を超えた場合に高額医療費助成の対象となりますが「一定の金額を超えた場合」という金額は、保険者や年齢によって異なります。

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