ソラちゃんについて2
その日の天気は、小雨の雨だった気がする。
駐車場で2人で、泣いて少し落ち着くと
空が晴れたんだよね。
その時、ふとお腹にいる子の名前を決めたの。
「ソラちゃん」と呼びたいと
夫ちゃんに伝えた。
夫ちゃんは、もぐちゃんが
決めたなら、名前を付けようと言ってくれた。
後から知ったが、流れた子に
名前を付けない人の方が多いとの事だった。
私は、でも名前を付けたかった。
無かったことになんて、できなくて。
夫ちゃんは、私が名前をつけると宣言した時
実は、内心 驚いていたらしい(苦笑
私が、受け止める覚悟を決めたと思い
自分も受け止める覚悟を決めなくてはならないと腹を括ったと振り返った時に話してくれた。
私は、物事を正面から
基本受け止めるタイプなので
今回の流産のことも取り敢えず受け止めた。
先生から「今回は、赤ちゃん側の問題」と
聞いていたので、自分を責める。
という事は、なかった。
ただ、気持ちを吐き出したくて誰かに聞いて
欲しくて翌日からは
自分の気持ちを聞いてくれる人にお願いして
電話をかけまくった。
あの時、聞いてくれた友達には
本当に助けられたなぁ…。