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DQM3プレイ日記①:初級の世界
〇初めに
DQM3が面白すぎてプレイ日記を書きたいがために、後回しにしていたピクミン4のクリアレビューを書き上げ本記事を執筆している竹馬です。
ドラゴンクエストモンスターズシリーズとの出会いは、兄がスーパーゲームボーイでプレイしていたテリーのワンダーランドをチラ見していたところまで遡ります。
同じソフトを兄弟で2つ買うのもなあ…と思い、テリワンは未プレイなのですが、その後イルルカを購入。キャラバンハートは兄に借りてプレイし、ジョーカーは2までといったモンスターズ経歴です。
今作は、ほぼ23年ぶりとなる無印モンスターシリーズの最新作。未プレイですが、ジョーカー3を含めても7年ぶりの新作でしょうか。トレジャーズが去年出ましたが、一応別シリーズと公式から明言されてたような気がしますしね。
そんな期待の高まる久々のモンスターシリーズを、今回は紹介させていただきたいと思います。
〇旅立ち~各魔界初級
今作の主人公は、DQ4でおなじみのピサロです。
幼いころに母を亡くしたピサロは、父である魔王ランディオルに復讐を試みますが返り討ちに遭い、魔物を攻撃できなくなる呪いにかかってしまいます。
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その後、人間としてロザリーヒルズに身を寄せるも、村が魔物に襲われてしまいます。そこで村を救うのが、モンスターマスターであるモンじい。
魔物へ対抗する術を持たなかったピサロですが、モンじいに弟子入りすることでモンスターを操る能力を手に入れるところから物語が始まります。
事前情報によると、最初のモンスターはモンじいからの質問の回答に応じて、4種類のモンスターのいずれかがもらえます。その中で私の狙いはもちろん、スライム系であろうマンドラだったのですが…
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無事にゲット。小さい→かわいい、と答えるとマンドラがもらえました。その後、モンスターマスターとしての修行のため、村の外の草原へ。
そこでは、モンじいからピサロの特訓を委託されたモンスターマスタートレーナーのアゲぴぴが。
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わたぼうやワルぼうと同じように、ストーリーの節目節目で登場してくるのかと思いきや、現時点ではこの会話がアゲピピと会話をした最後となっております。
草原を探索すると、これ見よがしに強キャラと思しきサイクロプスが。
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君子危うきに近寄らず、と言いますが、少年時代の私なら絶対に戦闘を回避していたことでしょう。DQMジョーカーも確か最初の島かなんかにギガンテスがいたような気がしますしね。
ただ、大人になって好奇心が抑えられなくなった私は、我慢できずに突撃。
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結果はこの通り、即落ち二コマのようにきれいにやられました。好奇心はモンスターをも殺しますね。幼少期の自分なら絶対にこんなことはしなかったのに…。「神童も二十歳過ぎればただの人」とは、よく言ったものです。
そんなこんなで、草原を踏破した後は、覇王城の魔界、煉獄峠の魔界と、次々にクリアしていきます。下記画像のように、同じモンスターでも明らかに大きさが異なる個体がいますが、これって何か違いあるんですかね?
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3つ目の魔界は、プロモーション映像でも出てきた甘味楼の魔界。ここでも明らかに強キャラなメイデンドールに勝負を挑んで、敗北を喫しています。
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その後も、流神殿の魔界、鉄鋼砦の魔界、災厄の迷宮と、難なくクリアしていくと、天空城からの使者がロザリーヒルズに。
案内されるがままマスタードラゴンのもとに馳せ参じると、「そろそろ復活しそうな魔王エスタークを倒すために勇者と協力せよ」的な指令が。「お、4の勇者と共闘できるとか熱い展開やん」と思っているとなぜか断るピサロ様。
それどころか、「俺はエスタークを従えて親父を倒す」とのたまう始末。エスタークを仲間にするには、人間界にいるすべての魔物を統べる三界魔王ザガンギエルとも敵対しなければならず、人間界、魔界両方を敵に回すことになります。
それを聞いたマスタードラゴンは、天空界に仇なすものとしてピサロを破門にします。また、いつの間にか仲良くなっていた盗賊の松岡禎丞くん(ベネット)も、ピサロに愛想を尽かしパーティーから離脱。
正直ここら辺は展開が急過ぎて、ギャグマンガ日和のソードマスターヤマトを読んでいる心地がしました。
そんなこんなで、ロザリーと仲間モンスターしか味方がいなくなったピサロは、ザガンギエルの居城デスパレスに、単身で乗り込みます。
ここで現れたジンマー将軍というのがまたつええんだ。
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これまでどんな戦闘もフルオートで余裕だった我がパーティーですが、このジンマー将軍戦は「負けイベかな?」と思うくらいに強かったです。もちろん負けイベなどではなかったのですが。
自称ゆるゆるゲーマーを名乗る私が、「初級」の世界で全滅するなんて耐えがたいほどの屈辱。1回目に敗北してからは、仲間モンスターを配合で強化し、さらにレベル上げもした万全の状態でリベンジへ。
スクルトもやバイキルトなどもかけ、回復役も2人「いのちだいじに」にした状態でオート戦闘。「ここまですれば余裕やろ」とか思っていたら…
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ラスト一匹までもつれる泥仕合に。しかも、やられそうなところでデザートランナーがバーストしてくれたおかげで勝つという、薄氷の勝利でした。
その後もなんだかんだあり、ピサロは無事にデスパレスの王となります。
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それに伴い、名前も王にふさわしいものへと改名。詳しくは語っていませんがここら辺の急展開も、ソードマスターヤマトが過ぎました。どんな展開だったかは、ぜひその目で確かめてみてください。
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〇パーティーメンバー
本項では、攻略で用いたモンスターの変遷をお伝えしようと思います。初期のメンバーはこちら。
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基本的にスライム系が好きなので、パーティーに一匹は入れてあげてる感じです。実はテリワンは未プレイなので、スライムのニックネームはイルルカ準拠です。
はなまきドラゴのニックネームは、Vaundy(怪獣の花唄)にしようか結構悩みましたがシンプルにいきました。
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その後配合が解放され、たまねぎスライム、ドラゴスライム、ぬすっとウサギ、いばらドラゴンというメンバーに。
ぬすっとウサギの覆面がパンツっぽいので「おぱんちゅウサギ」と名付けましたが、図鑑説明を見るにあの覆面はどうやら先祖代々伝わっているものだそうで。馬鹿にしてごめんよ…。
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その後もスライム系は一匹は常駐するように。ジャングラーは攻撃も高く、結構長いこと活躍しましたが、スノームはいまいちでした。
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甘味楼の魔界時に配合で入手したビックアイは、攻撃良し、呪文良し、(ベホイミ覚えさせていたから)回復良しと、三拍子そろったオールラウンダー。
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ここでねこまどうがシルバーデビルになりますが、初めてのDランクモンスターなのに選択スキルと能力がかみ合わず、いま一つ生かしきれませんでした。シルバーデビルはこのままベンチで一生を過ごします。
その後、鉄鋼砦でジャングラーを毒つぼドラゴンにチェンジ、災厄の迷宮もそのままのメンバーでクリアしました。
そして鬼門のジンマー戦ですが、初回はそのまま挑んでしまったためもちろん敗北。配合したりレベル上げしたりと鍛えた結果…
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このようなメンバーに。配合2回しかしていないビックアイがまだメンバーに入っているのは強い。ここまで活躍したからには、必ずいいキャラと配合させて強くさせたいですね。
一生をベンチで過ごした初のDランクモンスター・シルバーデビルさんは、ダークキングのための贄となってもらいました。
てかダークキングがDランクは低すぎる気がするんですが…。BとかAくらいで出てきてほしかった感あります。
〇配合あれこれ
ストーリーがソードマスターヤマトでも、DQMは配合システムがあるから面白いんです。
イルルカまでは、親となるモンスターの系統で子が決まる普通の配合(スライム系×物質系=ボックススライム)に加え、特定の種類の親同士で子が決まる特殊な配合(キングスライム×ゴールデンゴーレム=ゴールデンスライム)といったように、ざっくり分けて2種の配合がありました。
また、同系統のモンスターを配合させると、特殊な組み合わせを除き、初めに選んだ親と同じ種類のモンスターが生まれていました(スライム×ぶちスライム=スライム)。
今作の配合システムは、それらに加えS~Gまでの各モンスターのランクがかかわってきます。例を見てみると、
スライム系(G)×悪魔系(G)=マンドラ(G)
スライム系(F)×悪魔系(F)=スライムベス(F)
といったように、同じ系統の組み合わせでも、親にしたモンスターのランクが高いほど、より強い種族が生まれてきます。
さらに、同系統のモンスターを組み合わせなくても、親の種族を引き継ぐことができるようになりました。
スライム×はなまきドラゴの例を見てみましょう。
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赤の部分は、特定の組み合わせでの配合(スライム×ドラゴン系)、黄色は系統による配合(Gランクのスライム系×ドラゴン系と、ドラゴン系×スライム系)、青は親の種族、といった具合になります。
DQM2までとは違い、親を選んだ順番にかかわらずそれらのモンスターの組み合わせで生まれるすべての結果が選べるようになりました。便利ですね。
では、違うランクのモンスターをかけあわせるとどうなるかと、キラービー(自然系E)×ドロザラー(物質系G)を見てみましょう。
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赤と青は変わらず、特殊な配合と親の種族です。黄色の部分は、Eランクの自然系×物質系で生まれるモンスター。緑の部分はGランクの自然系×物質系で生まれるモンスターとなっています。親にしたモンスターのどちらかのランクを選べるわけですね。
系統を基にした普通の配合では、親のランク以上の子どもは生まれてきません。高いランクのモンスターを仲間にするには、特定の組み合わせによる配合を見つけなければならないところが面白いところですね。
このように、系統に加えランクもかかわるシステムになり、組み合わせが増えたためか、系統数が過去作からだいぶ削られています。
???系を除くと、DQM2では10種類(スライム系、ドラゴン系、獣系、鳥系、植物系、虫系、物質系、悪魔系、ゾンビ系、水系)でしたが、DQM3では7種類(スライム系、ドラゴン系、獣系、自然系、物質系、悪魔系、ゾンビ系)となっております。
ケロロ軍曹でおなじみの吉崎観音先生著、「ドラゴンクエストモンスターズ+」がこの世界を基にしていたら、忍者スカラベと鳥使いヴィルトが存在していませんね。
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余談ですが、Fランクの自然系×物質系では、DQMシリーズおなじみのはさみくわがたが作れます。かつては、はさみくわがた同士を配合するとホーンビートル、さらにそのホーンビートルを2体配合するとさそりアーマーと、お手軽に強モンスターが作れる便利なモンスターでした。
特に中間のホーンビートルは、成長速度と各種ステータスのバランスが良く、DQM2では大活躍してくれた思い出のモンスターです。
「さすがに配合システムが変わってるし、今作この組み合わせでさそりアーマーは作れないかな」と思いながらも、好奇心に抗えないのが私という人間。恐る恐るはさみくわがたを2体配合してみると…
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まあ、そうですよね。過去の思い出に捕らわれず、新たな気持ちで冒険に出ようと心を改めました。
〇終わりに
現在、プレイして10時間少々といったところですが、やはりモンスターズシリーズは面白いですね。ストーリー?そんなものは知らん。
特殊な組み合わせの配合をnotionにメモして、自作の配合リストを作っているのですが、この表が増えていくのも楽しみの一つです。
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最後に、初級をクリアするうえで頼りになったモンスターTOP3を紹介して、本記事を締めたいと思います。それではごきげんよう。
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次回の記事はこちらから。