いつか笑い話になる日まで④〜序章の最終章〜

こちらは④になりますので、よろしければ①②③を是非お読みになってください^ ^

騙され続けた10年…長いよ

③でも書きましたが結婚し、妊娠し、家族が増えるという時にもYは色々な理由をつけ家を空ける事がありました。
最初に持ち逃げした兄貴分Kの後ろにいたのは岐阜の山◯組系の組の者だった。それにより◯代目がカタギさんにご迷惑をかけた事と詳しい話を聞きたいと連絡して来たとか、◯羅権の人間と揉めている、挙句台湾◯フィアまで登場して来た時には嘘なんじゃないか?とも思いましたが、産まれたばかりの子供も居ましたし、上の3人にまた離婚という辛い経験をさせたくなかったのもあり、波風は立てない方がいいのかと私の誤った判断から疑う気持ちに蓋をしていました。
その頃Yは私の地元で仕事を始める準備を進めておりましたが、女が仕事に口を出すのは嫌いだからと仕事の話は私は蚊帳の外で、知らない間に着々と進んでおりました。
ただYには商才がなかった。頭も悪かった。
連れて来た従業員になるという3人は、1人は元水道屋の無職、元ネットカフェの店長の無職、職場恋愛により鬱(自殺願望や錯乱)になり退職した介護士無職でした。
その3人を従えて、便利屋を始めると。。。
そこまではいいとして、私が契約していた自宅を勝手に事務所にすると言い出し、幼い子供、年頃の子供達の自宅に常に従業員が出入りする異常な状態でした。
事務所といってもうちのリビングで、私達は仕事の時間帯リビングに居づらくみんなが部屋に籠る形になっていきました。
私の理想とはどんどんかけ離れて行きましたが、この仕事で成功してもらわないと私も手持ちがなくなってしまっていたので強く言えない状況でした。(これが狙いだったのだと思います)
その期待も虚しく、仕事依頼が来る事も少なく、よくわからない人達が常に家でくつろいでる様な感じで居心地がとても悪かったのを覚えています。
程なくして案の定、経営は傾き従業員は解散となりました。
Yが頭が悪いと先に述べましたが、経費という名目で私の母にお金を借り、仕事も無いのにパソコンを買い、広告を打ち、制服まで作り…。
仕事が入ったと依頼主よりいただいた代金を自宅(事務所)に戻る前に使ってしまい、また依頼が入ると同じ事の繰り返し。
流石に口を出すなと言われていても税金とか帳簿とかどうするの?お金の出入りは管理しないとダメじゃない?と聞きましたが、Yは「大丈夫。大丈夫。赤字って言えばいいんだから!」と。
元々私は会社員の妻でしたので、お金の細かい事は何も知らずに会社、主人任せにしていたのでこんなに大雑把でも商売とは大丈夫なのかと思ってしまいました。
その後便利屋を畳むまでそれほど時間はかかりませんでした。
まだ小さな子供も居るし学生も3人いる事から早くどこかに勤めて欲しいと言う話をYにした数日後、Yの元舎弟と言う人物から捨てアドでメールが来ました。
「自分は極◯会 関◯一家の吉◯です。兄貴にはお世話になっております。いつか兄貴の側で恩返しがしたいと思っておりました。今兄貴が苦労されていると聞きお役に立てる時だと思いご連絡させていただきました。これからは私が兄貴をお守り致します。」と。
その後私は一度も会った事はありませんが、たびたび捨てアドにて連絡はありました。
その時大きな仕事を兄貴に紹介します。と。
◯し屋としては最後にしてもらいたいですが今はこれが最善だと思います。と言う事で当時の知事だった人物の秘書からの依頼で政治家を自◯に見せかけて◯すと言う仕事でした。
その仕事は成功したとYから聞きましたが、報酬はまだ受け取っていないと言われました。
その後何回も報酬の受け取り場所が変わり、最終その話を聞きつけた宇都宮の◯吉会 小◯と言う人物が横取りしたと。(またか…と思いました)
胡散臭いしそろそろ私も疑い始めましたが、あまりにも具体的な名前が次から次へ出てくるのでまた、疑う気持ちを押し殺し信じて待とうと思ってしまいました。
その小◯を吉◯が討伐し、(Yの言葉を借ります)
お金を取り返したと聞きました。そのお金をS子が宇都宮から持ってくるという事になりました。
こちらに向かう高速のサービスエリアでヤクザに囲まれたとS子から連絡が入り、YがS子の元に行きました。その後S子から泣きながら「Yが拉致された。申し訳ない。本当に申し訳ないと」何度も繰り返し私に謝るS子をなだめるのに必死になった私がいました。
でもそれはYとS子による猿芝居でした。
でもその時は気付きもしませんでした。
結局はお金がこちらに入ってこれないという2人の擦り合わせた嘘だったのです。
その後Yは拉致した全員を1人で◯し難を逃れたと家に帰ってきました。
私は本当に騙されていたので心から良かったと思っていました。
結果お金は入らなかったけど無事家に帰れてよかったと思わせる2人に踊らされていただけだったのです。
その後、Yと吉◯はパチンコ金融を始めたといい、この10年余りずっと取り立ててきたと¥5000〜¥10000ほどのお金を受け取る毎日が続きました。
それが嘘だと思う事なく、顧客の話などを帰って語るYを心底信用してしまっていました。
実際お金を持って帰ってきていたので疑う余地はありませんでした。
でも私はからすれば毎日¥5000〜¥10000を持ち帰るより、月給でもらえる普通の仕事をして欲しいと思い何度かYに話しました。
Yはその都度適当に私に話を合わせるだけでした。
私も業を煮やしそろそろ本当に潮時じゃないかと話をしたところ、Yは「俺も色々考えている。弟のK司に保証人になってもらって農協から3000万の融資を受けられる事になった。でも嫁のA子(K司さんの妻)には内緒なので内密に進めているから心配しなくて大丈だけど表立っては言わないで欲しい。その3000万円で立て直そう」と言われました。
A子さんに内緒という事なので本当にそんな話があるのかどうかK司さんに確かめる事もできませんでした。(私が直接連絡をK司さんに取る事はなくいつもお嫁さんのA子さんと連絡を取っていました。)
この時私がK司さんにちゃんと確認していればこの後に起こるこんな大事件には発展しなかったのにと後悔しかありません。
まさかこんな事になるなんて思いもしなかった。
YとS子がまさか私達家族を騙すなんて…。。。
今回はここまでにします。
また、次回お読みくださいませ。
              to be continue…


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