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仕事への未練もあるのか?

昨日は「仕事なんて、やれるのか?」と書いていたにも関わらず、
仕事の話題に触れると、「なんで自分はここに居れないんだ」という考えが頭をよぎる。
昨日のお話はこちら↓

2年ぐらい前から、主業務とは別に、
すごく貴重な仕事に関わらせてもらっていた。
そのチームに携われるだけの知識・経験ではないけれど、
「若手を育てていきたい」という目的もあり、参加させていただけるようになった。
もちろん、病気をきっかけにその仕事も一旦不参加に。

先日、そのチームに私と同時期に参加し始めた同期から、
「今、こんな感じで進んでるよ」という話を聞いた。
私が担当していた部分は、もれなく同期が引き継いでくれた。

「自分だけではなく、誰でもやれるように。みんなと情報を共有する。」
ことを自分の仕事のモットーにしていたので、
滞りなく、同期は仕事を引き継ぎ、進めてくれている。
すごくありがたかった。

それと同時に、無性に悔しくもなった。
こんなことにさえならなければ、
自分がその仕事を続けられていたはずなのに。
同期の立場は自分だったはずなのに。

療養中だから、今、仕事にはほとんど触れていない。
今の生活の中心は「自分」であり、「家」である。
でも、「仕事」に触れた途端、こんな気持ちが湧き上がってくるのか。
それは自分にとっても驚きであり、
病気を抱えながら生活していく上で、すごく厄介な感情だなと思った。
「悔しい、負けたくない、自分にもできる」
「自分が面白そうだと思うことは何でもやりたい」
そんな想いをエネルギーにして今までがむしゃらに走ってきたけど、
これからはそうはいかない。
健康に気をつけながら、仕事やストレスを抱えないようにしながら、
生活をしていかなきゃいけないのに。
仕事に戻った途端、この感情で突っ走っていったら、
同じことの繰り返しになってしまう。

人は、どうこの気持ちに折り合いをつけながら、
日々を過ごしたり、働いたりしているんだろう。
「周りと比べない」ことが大事だとは分かっている。
それでもやっぱり、「隣の芝生は青く」見える。

青く見えても、「自分は自分でいい」と受け入れて進むのは、
なかなかに難しい。
患者さんには言えるのに…
と、自分自身に起こっている矛盾をおかしくも思える。

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