第十三回
第十三回
始まりました。第十三回。
今回のテーマは画像認識の技術と流出問題。
今回の冒頭の動画は
パソコンに文章を打つとその文章の絵が自動生成される
というものでした。また、
曲もパソコンで数十秒で作れるそうです。
プログラミングもできる!
これらはもうオープンソースでみんなが使えるようになっています。また
人間より賢いコンピューターが2025年に出てくる。
今までは、2040年と言われていたそうです。(シンギュラリティ)
最近はAIが絵描く時代ですもんね(ちょっと前からAI絵師が話題になってますし)・・・まあ曲まで作れるようになっているとは思いませんでしたね・・・今年の夏(2022年の夏)まではAIはこのような生成はできなかったそうです・・・
また今回の授業で大切だと思ったところは
地球上の生物がカンブリア紀に大爆発の理由は「眼」を手に入れたから。
テレビや新聞などの影響力が小さくなったのは、スマホで自分たちで情報発信などができるようになったから。
AIの進化を促進しているのは私たちのスマホの使用。
私たちが写真を撮ってインターネットにあげたり、情報をアップすることによって、AIは膨大な情報を学習している。
検索によってツールが変わっていている
動画ならYouTube、ニュースはTwitter、レストランならマップなど。
また、調べる右上で
ピンタレストはネットで人気な画像
みんながピンしたのが検索上位に出てる。
インスタはリアルタイムで人気な画像
今話題になっている写真が上がっている(実際に撮りに行った写真)。
Googleはthe定番の画像
また、
今から6年くらい前にAIが写真に何が写ってるか認識できるようになった
2010年6月にAmazonフォト検索で書籍を表紙の写真で探せるようになり、
その後2015年に商品をカメラにかざすだけで検索できるようになった。
AIによるツール
AutoDraw
描いた絵を認識して自動補正できる。下手でも大丈夫!
Quick draw
20秒以内に指定されたお題に対して絵をかきAIが何を描いたのか当てる。
また、画像をなぞるとなぞったもの(建物とか人とか)が消える
Cleanup.pictures
ばりぐっどくん
LINEに画像を送るとAIが3秒で文字起こしし、
手書きのものが読み込まれてあっというまにデータの文字に!
Clarifal
映像に表示されているもの全てキーワードに置き換えてタグ付けしている。
授業最後のNFTの動画について
「Everydays:TheFirst5,000Days」
5000枚のデジタル画像でできていて、2021年3月オークシャンで日本円約75億円で落札された、NFTアート作品最も高額で落札されたもの。
NFTとは
「ノン・ファンジブル・トークン」つまり「非代替性トークン」のことで
非代替性とは「変えがないこと」、トークンは「もの」
つまり、NFTとは変えの効かない唯一無二のもの。
今まで無限にコピーできてしまうデジタル作品は価値が低いとされていた。だが、NFTにより作品の希少性が生み出せるようになった。オリジナルを作ることができるようになったからである。
NFT=デジタル作品ではなく、NFTとはブロックチェーンを使って希少性を保っているデジタル作品のことである。
じゃあブロックチェーン技術とは
例えばGoogleの管理の元に成り立つシステムが中央集権的システム
データがどのように扱われるかは管理者しか知らない。だからデータの改竄なども行えてしまう。だがブロックチェーン技術は非中央集権的システムであり、参加者同士で監視しあっているシステム。全ての情報を誰でも見れるから、改竄できない。
またプログマビリティがあることもNFTの特徴
プログマビリティとはプログラミングを使ってデータに機能や条件をつけることができる意味
例えばNFT作品が売買されるたびに作者に収益の一部が還元されたり・・・
また誰でも自由に投稿できる。
なぜ高い価値がつくのか
1つは所有欲を刺激する
NFT作品はコピーすることができないからオリジナルを持つことができる。非代替性。
2つは取引の透明性
誰から手に入れたのかも価値に繋がる。(有名人とか)
過去の例だとTwitter創業者のジャック・ドーシー氏がTwitter史上初めてのツイートをNFT作品として販売し高額で落札されたというもの。
NFTの問題
他者の作品を自分の作品と偽って販売すること。
このようなことが起きるのは正確な本人確認を行うのが難しいからだ。
実際にセルビヤ人のアーティストのミロス・ラジコビッチ氏がなりすましの被害にあった。
NFT事業者は金融規制の管轄外で規制や監査などの法整備が整っていないので、マネーロンダリングなど不正取引の場になったり、ハッキングや盗難に合っても対処法や監視体制がない。
このように魅力はあるが問題もある。
だがこれからどんどんNFT市場が大きくなっていくであろうと予想されているそうだ。
感想
なんか今回はデザイナーやアートがこれからどうなっていくのか不安になる内容でした。確かにここ最近、AIが人の各々の絵柄を習得して、その絵柄に似せて新しい絵を生み出したり、写真をイラストにしたり、デザインも売れるようにAIが改良したりする話を聞きました。これはあくまで私の考えですが、絵を描いている側は、描いた時の自分の思いや過程、意味を大切にして絵を描きます。これがAI絵にはなく価値がないと思う人もいるでしょう。ただ見る側はAIが描いたのか人が描いたのか言われなければわかりません。そしていいものが見れれば人が描いてもAIが描いてもどちらでもいいという人はいるのではないでしょうか。曲なども同様です。また、作り出す上で圧倒的に効率的に数を作れるのはAIです。なので正直これから「作り出す」ということに関してどうなっていくのかわかりません。ですが人間がAIに今のところ勝てる何かはその作品を描いた時の自分の思いや過程、意味だと思います。これをうまく使ってAIに負けないようにしていきたいです。
以上です!
この授業をしてくださっている横田秀珠先生のサイトです!