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常磐亭偕楽のhotch potch紀行(No.001)【リニア・鉄道館(1)】


ごあいさつ
常磐亭偕楽でございます。
『常磐亭偕楽のhotch potch紀行』と題しまして
紀行文を投稿してまいります。



新幹線が開業して今年で60年の節目。
こんな時、記念になるようなところを訪れて見たいものである。

そこで開業から60年を迎えた東海道新幹線を楽しむべく、
リニア・鉄道館をはじめて訪問する。

東京駅から金城ふ頭へ

手前はN700、奥は700系のアイコンを使用している。

駅弁を購入し新幹線へ向かう。

車内販売が終了したため、新幹線のお供をここで購入する。
ホーム中ほどにある新幹線起点
18・19番線ホーム端に設置されている十河信二氏のレリーフ。東海道新幹線の生みの親である。
早速乗り込む。
先ずは溶けないうちにアイスをいただく。駅弁の前に食べることに、少々のうしろめたさを感じる。

たまたま通りかかった東北新幹線改札口前に構える『駅弁屋祭セレクト』にて購入した「えんがわの押し寿司」をいただく。比較的早い時間だったせいか山のように売られていた。

笹の香と、しつこくない上品な脂のノリ具合である。

車内には東京駅でも見かけた60周年を記念するポスターが掲載されている。

運良く富士山を眺めることができた。

名古屋からはあおなみ線に乗り換える。

リニア・鉄道館と、レゴランドに向かう乗客がほとんどである。

金城ふ頭駅到着前に、リニア鉄道館が見えてくる。

手前のリニア・鉄道館と、奥に広がる工業地帯の対比が素晴らしい
空調が整備されてないせいか温室のような金城ふ頭駅ホーム。業務用の大型扇風機が稼働していた。


リニア・鉄道館へ

金城ふ頭駅からリニア・鉄道館は道路を挟んですぐ目の前である。


シンプルな外見ながら未来を感じさせるデザインだ。

この日だけだろうか。リニア鉄道館に向かう途中、何人かの外国人観光客をすれ違う。

入り口を入って左まえに自動券売機が設置されている
なんとQRチケットである。

エントランスも素晴らしい。
入館ゲートの読み取り部分にQRコードをかざす。(当日に限り再入館が可能だ)

さて出迎えてくれるのは、
C62、300X、超電導リニア(MLX -01-1)の3両である。

3両の歓迎を受ける


展示車両は955−6(日立製作所)車体構造は500系と同様のハニカム構造である

955形新幹線試験電車(300X)

1994年製造(展示車両:日立製作所)
1996年、当時の世界最高速度である443km/hを記録した。
形状がとてもユニークである。
東京方面と博多方面で先頭車の形状が異なる。
リニア・鉄道館に収蔵されているのは、そのうちの東京方面の先頭車(ラウンドウェッジ型)である。
残念ながら内部には入ることはできない。
一方の博多方面の先頭車はカスプ型で、後述する超電導リニアMLX01の先頭車形状とよく似ている。こちらは鉄道総合技術研究所風洞技術センター(滋賀県米原市)にて屋外保存されている。
こちらも是非、常設展示を望む。

正面から
側面には443.0km/h記念のエンブレムが。
小窓が設置されているのが実に試験車らしくてよい
車内は開放されておらず、窓からうかがう。300系を思わせる窓形状だ。
模型などの展示物が見受けられる。


リニアといえば、この形状が一番しっくりくる

超電導リニア(MLX01-1)

1995年製造
2003年、山梨リニア実験線にて当時の世界最高速度581km/hを記録した。
2005年に開催された『愛・地球博』長久手会場のJR東海超電導リニア館に展示されていた車両である。

前述の955−1を意識した展示配置のように思えるのだが・・・

扉が上下方向に稼働するのもこの車両の特徴であろう。
(未来の乗り物のドアって上下方向に動かしがちな気がする)

座席は現行の新幹線と大差はないように見受けられる。

この場所だけでも20分はつぶれてしまう。


だいぶ長くなってしまったため、この続きは次回お送りする。
それでは、また。



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