消えゆく葛飾・立石の呑んべ横丁~記録としての写真を撮る~
独特な雰囲気の飲屋街と商店街がある街「葛飾・立石」。
1,000円でベロベロに酔える「せんべろの街」として有名だ。
遠路はるばる訪れる酒場ファンも多い。
京成立石駅は、京成押上線で東京スカイツリーのある押上から4つ目、普通電車しか止まらないこじんまりとした駅だ。
大規模な再開発が進行中で、タワーマンションの建設が予定され、いよいよ2023年9月から、京成立石駅の北口の工事が本格的に始まる。
その北口には、昭和がそのまま残ったような「呑んべ横丁」がある。
立ち退きが進み、手書きの閉店の張り紙が郷愁を誘う。
いよいよ取り壊されて、無くなってしまうと思うと何とも言えない気持ちになる。
立石で街スナップを撮ることが少なからずあった身として、写真を撮らざるを得ない。
いつもはリコーのGRⅢxというコンデジで街スナップを撮ることが多いのだが、今日はフルサイズの一眼カメラを持ち出した。
いつもは、光を探したり、こだわった露出でローキーで街スナップを撮るのだが、今日は、光を探すこともなく、ローキーにすることもなく、標準露出で淡々と撮った。
いつもとは違う気持ち、記録したという気持ち、そんな気持ちを抱えながら淡々と撮った”普通”の写真を何枚か載せようと思う。
2023年9月