Σサボテン通り!

確実に傷つきながらも、
サボテンが飛び交う通りを抜けた僕は、
一旦、地べたに座り込んだ。

なんて通りだよ!
危険地帯じゃねぇか!
150キロぐらいの速さで
サボテンが飛んでくる。
この通りで僕のお命が
くたばってもおかしくなかった。
ここで儚く散るところだった。

いやーちょっと、
こんなところ無防備で行くところじゃないな。
防御となるものが必要だ。
よく無防備であそこを通り抜けられたよ。

ただ当然、
服はボロボロになった。
トゲも刺さってるし最悪だ。
誰がサボテンを飛ばしているんだよ。

サボテン投げ機が絶対にあるよな。
やめてくれよ。
警察呼ぶぞ。
いや、てか、
警察はなにしてんだよ。
おい警察!
仕事しろ!

あんな通りを無視するな!
警察さんがしっかりしていないから、
あんな通りが生まれるんだ!

後で警察に猛抗議してやる!
後でな!


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