ショートショート 映画
公開から一週間、
その評判が滅茶苦茶に悪い
映画を観に行った僕は、
その映画を観て感動の涙を流した。
なんて素敵な映画なんだ。
酷評している人の気が知れない。
酷評している人は、
きっと頭がおかしいんだ。
終わってる。
そうに違いない。
全く、嘆かわしい世の中になったもんだよ。
この映画の良さが分からないなんて可哀想だ。
これを酷評している映画評論家は、
今すぐその仕事を辞めたほうがいい。
語る資格がないよ。
なんなら生きる資格もない。
そして、成仏する資格もない。
舐めた評論をするなよ。
徹底抗議をさせてもらうからな。
しかし、脅迫はしない。
そこは当然のこと。
過激になってはいけない。
冷静に、冷静にだ。
ということで、
ちょっと熱くなっていた頭を冷静にする。
……いやぁ、冷静になって、
改めて良い映画だったなと思う。
今思い出しても泣ける。
多分あと十回は観に行くだろうな。
何度観ても良い映画だと思う。
これが酷評の嵐なのは、
やっぱり信じられない。
どういうことなんだろう?
時代か?
時代がちょっと早すぎたのか?
それとも、それが正しい現実なのか?
正しくつまらなかったのか?
だとしたら、
いずれ評価されるってこともないのか?
いや、まさかそれはないだろう。
それはないと思いたい。
じゃなきゃ、僕はなんなんだってことになる。
だから、それはないと思いたい。