ショートスリー

『いつものように』
いつものように、
いつもの用意をし、
いつものように、
チョロチョロと用を足した僕は、
いつものように、
いつもの所へ行き、
いつものように、
いつも行われているイジメを
見て見ぬふりをした。
そして、
いつものように、
いつもの道を帰り、
いつものように元気良く、
「ただいま」
を言ったのだった。

『その日』
その日は、
ソの音が出なかった気がする。
まぁ、そんなことはどうでもいいんだけど、
その日のことを思い出すと調子が悪くなる。
でも気分は良くなる。
自然と体がノッてくるって言うか、
そんな感じで気分は良くなる。
鼻歌なんかも自然と出たりして、
楽しくなってくる。
でも調子は良くないから、
その後、吐いちゃうんだ……。
辛いよね。

『僕の人生』
そういえば、
僕には僕の人生があったんだった。
危うく、
知らない鳥好きのおじさんに
人生を捧げるところだった。
おじさんの代わりに、
おじさんの鳥を育てている場合じゃないよ。
危なかったー。
気付けてよかったよ。
それじゃ、
「それじゃ」
って書いた置き手紙を残して、
かーえろっと。