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やりたいことを見つけてようやく重い腰があがった私の話
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稼ぐためだけの仕事
今の職場は、時給は安いが休みはとりやすい。子育て中の私にとって休みがとりやすいことは、他のどの条件よりも重要なことだった。
休みがとりやすいことだけで選んだ仕事である。
もちろん、やりがいはほとんどない。
10年ほど製造の検査業務をやっていて、できる仕事はそれなりにあるが、同じことを繰り返しやるのは性に合わない。
一日中同じものばかり作り続けるのは気が狂いそうになるのだ。
これからの生き方を考える時期がやってきた
数年前から「私はこのままでいいのだろうか?」「ずっとパートのおばちゃんで生きていくのだろうか?」と考えることが多くなった。
日本人女性の平均寿命は85年を超えるとはいえ、自分の寿命がそれより短ければ、折り返し地点はもう過ぎている。そう考えると急に焦りが出てきた。
だからといって、大学卒業後も肩書になるような職に就いていない。パートの私には何の強みもないなと思うと、今のままでいいかとなる。そんなことを思いながら時間だけが過ぎてしまった。
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働けなくなるかもしれない「18歳の壁」
私には、小学5年の息子と小学3年の娘がいる。息子は知的障がい児だ。彼がいても私がパートの仕事を続けられるのは、放課後等デイサービス(以下放デイと略)という福祉サービスができたからである。
放デイは下校時間に合わせて、事業所のスタッフが学校まで子どもを迎えに行ってくれる。それから事業所ですごし、夕方になったら家まで送ってくれる。大変ありがたいサービスだ。
ただ、将来に向けて不安なことがある。それは「18歳の壁」だ。放デイは小学校入学から高校卒業まで利用できるのだが、高校を卒業するととたんに利用できなくなる。
そうなれば、私は今の職場では働けなくなってしまう。
私は息子が18歳になる少し先の未来に向けて、何かしら動き出す必要があった。
自治会掲示板に貼ってあった在宅ワークセミナーのチラシ
ちょうど1年前になるが、在宅ワークのセミナーがあることを自治会掲示板のチラシで知った。育児や介護などで時間の制限があり、働きたくても働けない人の選択肢を広げる手段として開催されたものだった。
在宅ワークができたらいいなと思ったことはこれまで何度もあったので、とりあえずセミナーに参加してみたが、そのときはフリーランスで働くことの不安定さなどが気になった。
それでも何とか動き出したいと思う自分がいたのだろう。とにかく情報収集だけはしていた。結局、最近の動画コンテンツ需要の伸びなどを考えて、動画編集をやってみることにした。それでスクールを受講したのだが、動画編集ソフトが高すぎて買うのをためらっていたら半年過ぎてしまった。
このままではあっという間に今年も終わってしまう。結局何もかも進まずに、また「もう年末か⋯⋯」と嘆く自分が想像できて嫌な気分になった。
ちょうどそのころ、私はみんなのカレッジと出会うことになる。
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ライターコースとの出会い
初めはみんなのカレッジのウェブサイトで、動画クリエイターコースの内容を見ていた。Adobe Creative Cloudコンプリートプランが3ヶ月間無料付与になるというのが気になっていたからだ。それからなんとなく他のコースについても見ていたら、ライターコースもあることがわかった。
私の興味はライターコースに向いた。
学生のとき、バックパッカーのフィールドワークをしていたゼミの講師に、バックパッカーに向けてのコンテンツや安宿の紹介記事をのせたウェブサイトを作ることを指示された。
夏休みの渡航に合わせ、企画と準備を念入りに行い、主にタイのバンコクにあるカオサン通り周辺の安宿について、片言の英語で現地の安宿を取材して記事を書いた。
このときの経験を思いだし、またやってみたいと思ったのだ。
思い切ってみんなのカレッジのWEBライターコース【初級】を受講したのが2カ月前の10月。夜中に必死で視聴記録をまとめ、期限内に課題を提出する。大変だったが、とても充実していた。
ライターゼミってなんか楽しそう
WEBライターコースの受講を始めて1か月後には、ライターゼミのメンバー募集に関する投稿をXで見つけた。何かよくわからないが楽しそうなのはすぐにわかった。説明会で次はいつ募集するかわからないと言っていたので、「入れるならとりあえず入ってしまおう!」と入会。
いざ入ってみると、以前に読んだことのある記事を書かれたライターさんがいて驚いた。その他にも多方面で活躍されていらっしゃるライターさんやクリエイターさんなどが多くいらっしゃって気後れしてしまった。
周りは修行中の私のずっと先を行く人たちばかり。しかし、そんなライターゼミに身を置けることは感謝しかない。刺激をもらい、学ぶことが多すぎる。とても贅沢すぎる!
ひとりだとすぐになんでも挫折しそうになるが、ライターゼミならモチベーションも維持できる。
やりたいことをやらねば!
年を追うごとに時間が過ぎるのがどんどん早くなった。それは、単に「ジャネーの法則」で歳をとるごとに一年の比率が小さくなって時間が短く感じるということだけではない。
私の場合、特別何かに挑戦したとかそういうことがなくて、今年も何もせずに終わってしまったという後悔が一年を早く感じさせているのだ。
ただ「なんかしたいなー」と思うだけ。言うだけ。そして、「やっぱめんどくさー」となってすぐあきらめてしまう。なかなか挑戦ができていなかった。言うのは簡単で、行動するのはかなり難しい。
そんな私にたまたま今年は重い腰を上げるだけの条件が集まった。
やりたいことはできるうちにやらねば!
まだライターとは名乗れないが、いつか名乗れるようにこれからも頑張っていきたい。