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スロースタート

コーヒーの香りを嗅ぐだけで幸せになれる。

ドリップを始めたばかりの頃は、グラムが何Gだとか蒸らしが必要だとか何秒で抽出するとか色々と考えて淹れていた。

抽出に正解なんてない。
すごく濃い日があってもいいし、逆にサッパリしすぎの日があっても、それはそれで変化があって違いを楽しめている。

何事もレシピ通りが良いとは限らない。
頭がぼーっとしている状態で無心でただただコーヒーの膨らむ様子を眺めながらドリップする。

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