氷河期世代の私
ネットサーフィンしてたら、たまたま、就職氷河期世代の記事に当たったんですね。
私はまさにその世代の人間なワケですが。
ただ、以前にも書きましたけど、氷河期でなかったとしても正社員になれたとは思えないんですよ。
学業的な成績では優秀で、模範生徒と呼べる立ち位置だったにも関わらず、就職出来ずに「無職」として4月を迎えた地点で、心は一回折られています。なまじ今まで学業的に苦労をしなかった分、折られたショックは大きかったんですね。今は「心を折られるのは早い方がいい」を信条としてます。これで専門学校・大学行ってたら、今ごろひきこもりだったかもしれません。
なんとかかんとか派遣社員になるものの、度重なるクビと、工場系の仕事をした時にあまりに仕事が出来ずにリアルに胃をやられ、初めて自分から仕事を辞める経験をしたことが、二度目の心折られた出来事です。学業的な成績と仕事が出来ることは関係ない事実。そこでなんとかしようと思えたのは、今でいう推しがいたからです。お金を落としたい対象がいた。だからまた職を探そうと思えたんです。これも、この時に推しがいなかったらニートまっしぐらだったでしょうね。
その後氷河期世代の救済に動いた企業もいたが遅すぎたと記事は〆ていましたが、これはその通りで、未だに日本は新卒を取りたがる傾向があります。求められてるのは、若い有能。私みたいな、昭和生まれの無能を正社員として雇う企業なんてないんです。どこの企業も社員教育してる余裕は、時間的にも金銭的にもないですからね。そりゃ最初から有能な人を求めますよ。
今のレジ打ちの仕事は10年以上やってます。最初の方こそ、とっくに飛ばされた上の方にリアルに泣かされるなどしましたが、なんだかんだで、現在、困った時の桔梗(仮)さんというポジションに収まれています。仕事が出来なくて病んだ経験持ちの私が、自分より職場に長くいる同僚に頼りにされている。自尊心アゲアゲですよ。(逆にいうと…”まぁそういうこと”になりますが)
あと、最初の派遣社員の仕事クビは、もう時効だろうから明言しますが、私が推しを優先するあまりに半年に一度程度ですが仮病休みをしていたからというのはあると思います。が、私はこのことを現在も微塵も後悔していませんし、むしろ当然だと思ってます。推しのためなら休めばいい。私は推しと自分の為にお金が欲しいので。最初の職場は好きだったけど、このクビのおかげで今の職場にありつけましたしね。今の職場は、汚客がいることと、健康診断の採血(苦笑)と、パートのおばちゃんなのに人事考課表を書かなければならないことを除けば最高ですよ。自転車通勤出来ますし、希望休は「私用の為」で月に2回まで比較的自由に取れますし。”無能”は、非正規かつ時給は県の最低賃金(全国でも最下層レベル)と同じで、実家暮らし、自転車通勤、格安スマホ使いなのにいっこうに貯金が貯まらないワーキングプアになる以外、居場所なんてないのです。都会に出たって、昭和生まれ無能にありつける仕事は非正規雇用しかないですしね。
ひとことで書けば、今の職場のまま、2倍、いや1.5倍の給料が欲しい。それだけです。
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