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カメラ好きの行き着く先はカメラ不要論

「本当に自分の人生にカメラが必要なのだろうか•••」

ここ1〜2年常に考え続けている事だ。

僕はカメラが好きだ。それは間違いない。
好きが高じてカメラ屋で働き、転職した今もまた写真業界に携わる仕事に就いている。

だがしかし冒頭にも記した通り本当にカメラが必要なのか自問自答する機会が増えた。
上京してからは特に顕著になった。

愛しき我が故郷。何度も機材を担いでは登り、撮影をした。

まずもって…というよりここから書く事は全て己の問題であるのだが、いくつか私を悩ます理由がある。

①重たい機材を持ちたくない

これはそのままだ。私は自分自身が思っている以上に重たい機材を持ち運ぶのが苦痛だったようだ。
えっ?今更…?となるが自分なりに思い返してみた結果答えは明白で、

「上京してから公共交通機関での移動が圧倒的に増え、徒歩も増えた事」

が挙げられる。
地方出身の方なら共感頂けると思うが、地方は1つの家族が複数台の車を持つことが特段珍しい事ではない。
私もその恩恵に預かり親戚が作業などに使っていた軽トラや軽バンを駆り重たい三脚や機材を載せ撮影に没頭していた。
そこには電車の「で」の字すら出てこない。
だがしかし、このメガロポリスこと東京都においてマイカーを持つというのは生半可な覚悟では出来ない。
特に上京したての小童なら当然だ。
結果として機材を全て担ぎ、公共交通機関を乗り継いで最寄駅から目的地まで歩くという一連の流れが段々と苦痛になってしまった。
さらに言えば自転車も地元では車と同じく乗り回していたが、都会と違って信号などほとんど無く、交通量も圧倒的に少ない。
こういった細かいストレスの積み重ねが私をカメラ不要論に向かわせていった…

上京は新幹線で。飛行機は空港の立地が終わっているので論外。

②明らかに目的地でのパフォーマンスが下がる

カメラ機材はいくら防塵防滴対応品があるといえどもデリケートな精密機器だ。
そして売却額も機材によってはそれなりにある為、盗難のリスクも高い。
これも結局は自分自身の問題であるが、そういった不安などを心配する行為に疲れてしまった。
特筆するならLeica機材を全て手放した事が挙げられる。
私のような小心者にLeicaは気を張りすぎたのだ。
別に今持っている機材を安いなどとは断じて思っていないがLeicaと比べればだいたい安い。
上記のような不安に苛まれる位ならそもそも持ち歩かないのが吉なのだ。

ポケットに収まって、なおかつ軽い。そのクセ写りは抜群と来た。稼働率が減ろうと手放せない。

③もうスマホで十分ではないかという思想

日頃から私のボヤきをご覧いただいている皆々様はよくお分かりだと思うが、紙にでも引き延ばさない限りスマホ、PCで見るくらいならスマホの画質で十分すぎる時代となった。
そんな時代に一眼カメラにこだわり続けなくとも良いのではないかという思想がぐんぐんと育ってきている。
目の前に写真を出されて、「これはスマホで撮ったか?あるいは一眼か?」
と問われても少なくとも私は答えられない。
まぁ私の見る目が無いだけとも言えるが…

地元にて。新スタジアム観戦。

思いつく限りの事を書き連ねてみた。
今後どうするかはまだ未定だがおそらくレンズ交換式カメラはもう買わない事だけは確定している。
直近で一番欲しいカメラはDJIのOSMO POCKET 3かもしれない。
そろそろきちんと動画に取り組んできたい。


最後に、お気づきだろうか?(絶対に気づかない)
今回の記事内に使われている画像は全てスマホ(iPhone 15 Pro)で撮影したものだ。
うーん…本当に技術の進歩って凄まじいよなぁ…

勿論スマホで撮影。何が不満なんだい?と言わんばかりの写り。


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