電気について考える。
電気について考える。
electricityと英語でいいます。
電気は、大昔からありますし、まあ、気付いていた人もいるでしょうが、古代ギリシャで、琥珀を擦り付けると、静電気が流れるというのを誰かが発見といいますか、気に留めて、「ηλεκτρον(elektron)琥珀による」といいましたら、変化していきまして、electricityになりましたというのがあります。
日本では、どうも、電気の存在は知っていたんでしょうが、言葉がなかったようではありますな。
江戸時代あたりに、作られていった言葉だと思われますわ。
もとは、造語でしょうな。
静電気というのは、擦ったら、ビリビリとする、何やら、力が働くぞということで、発見されたもので、大昔のギリシャ人たちは、電気といえば、静電気でした。
摩擦帯電というやつで、タレスというギリシャの学者による記録がみられます。
雷というのの原因も、雲による摩擦で出来た静電気を貯めこむからです。
磁性について考える。
磁性については、世界中で知られてはいた、磁石を発見していたのだ。
古代ギリシャではタレスが、紀元前6世紀ごろ、磁性について最初に話はじめたとされている。
インドではススルタという医師が紀元前6世紀ごろ手術に、磁石を使ったとされている。
中国では、紀元前4世紀ごろに執筆された鬼谷子に、磁石は鉄を引き付けるという内容の記述がみられる。
日本でも、8世紀ごろの続日本記に、近江より慈石を献ずとあり、磁石の存在を知っていたのがわかります。
まあ、もっと前から磁石は人類に知られてはいたでしょう。
近世になると、1550年ごろ、イタリアの物理学者カルダーノが、電気と磁気をはじめて区別したとされている。
ギルバートは、1600年ごろ、琥珀をこすり合わせて静電気を作り出し、ラテン語のelectricusと呼び始めた。
トーマスブラウンが、1646年に、ギルバートの使ったラテン語のelectricusという言葉から、electricityという英単語を使い始めた。
1660年ごろ、オットー・フォン・ゲーリケは、世界初の静電蓄電機を発明したとされている。
静電蓄電機とは摩擦で電気を起こす装置です。
1729年ごろ、スティーブン・グレイは、物質を導体と不導体にわけて考えるようになりました。
導体とは、電気を通すもので、不導体は電気を通しにくいものです。
例えば、鉄などの金属は導体ですが、ゴムは不導体です。
1746年、ピーテル・ファン・ミュッセンブルークは、ライデン瓶を作り出しました。
電気を貯めることの出来る装置で、原理は、コンデンサと同じです。
誰でも作ろうと思えば作れるもので、アルミホイルや空き瓶を使ってちょちょいと作る事が出来ます。
金属板が2枚の間に電気を発生させる、平行板コンデンサの1つです。
1752年、ベンジャミン・フランクリンが、凧揚げの実験で、雷が静電気によるものであることを証明しました。
危険な実験なので、真似をしてはいけませんが、世界的に重要な実験で、電気に対する人々の認識を大きく変えました。
凧に雷を落として、タコ糸から、ライデン瓶に電気をを通して、貯める実験です。
感電したら死にますので危険です。
避雷針の元となる実験でもありました。
次は、クーロンの法則とかやります。