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「100万ドルの絡繰館からの脱出」が最高だったので話を聞いてよ(ネタバレなし)

今年もコナン脱出してきた~~~~~!!!
ちょ~~~たのしかったのでウキウキで感想を書きます!!!!

※脱出ゲームや謎解きの内容に関するネタバレは決してしませんが、公式サイトに書いてある情報(あらすじ、ゲームシステムなど)に触れる場合はあります。

↓公式サイトはこちら↓




●わかりやすいあらすじ、最高●


今回の自分は警察官!
コナンくんと平次と一緒に、怪盗キッドから宝石を守るのが使命!
そのために「光と影」で作られる暗号解読に挑戦!!!

あらすじを聞いた時、こういうのでいいんだよ、こういうので~~~~!!!!という心の叫びがうっかり漏れるくらいうれしかったですね。

というのも、ここ数年のコナン脱出はいわゆるイマーシブ要素というか、自分が物語の登場人物の一人になって、場合によっては物語上の役割を持っていたり、セリフがあったり、行動を起こしたり……という中で謎が進んでいくものがあり、
純粋に謎を解きに行っている側からしたら、ノイズになる部分もあったので……。
(イマーシブ自体は大好きなんだけど、謎解きするときは謎に集中したい派。)

その点、2024年のコナン脱出は単純明快、「あなたは警察官です」「コナンくんと平次と協力してください」といった、必要最低限の役割しか振られず、
もちろん警察官としての名前も所属もあいまいで、そのぶん謎解きに一生懸命になれたのが、とてもよかったです。

イマーシブ強めだと謎解きの途中で強制的に着席させられて寸劇タイムがあったりする公演もあったんですけど、そういうのもなくてよかったですね!
(タイム調整をする意味合いもあるのだろうけど、切羽詰まっている中で素人のお芝居を見せられるのは、あまり楽しくなかった派。)

というわけで、あらすじ~ストーリー内容があっさりわかりやすくてたいへんよかったです。

●美しいゲームキット、最高●


ネタバレに繋がる部分は詳しくは言えないのですが、ゲームシステムも、単純明快で、わかりやすくて、とってもとっても楽しかった。
そして、ゲームキットが、本当に、美しかった。美しいとはああいうことだ。

この数年のコナン脱出はテーブルの上にタブレットがあって、それを操作して進めるものが多く、そのせいで去年はあんなことになったわけなのですが……。

↓去年のコナン脱出の感想はこれ↓ ※あんま楽しいこと書いてないです

今年はなんと、タブレットなし!ガチンコ謎解きバトル!
さ、さ、さいこ~~~~~~~!!!!

別に、タブレットが悪と言っているわけでは決してなく……。

タブレットを使った公安試験脱出はとても好きだったし、コナン脱出に限らずで言えばほぼタブレットメインのにじさんじ脱出は名作だと思っているので、要は適材適所だなと思うんですけど。

今回は「謎解きを通してやりたいこと」がタブレットメインでは実現不可能だったから、タブレットにこだわらなかったんだな~というかんじ。
そして、その「やりたいこと」「やらせたいこと」が公演を通じてちゃんと伝わってきて、それがすごいうれしかったです。

ほんと、ネタバレになるから言えないけど、ほんと、よかったんだよ、今回のゲームシステムと、謎解きキットが、すべて。

SCRAPってやっぱ、すごいな~って思ったし、ああ自分、SCRAPのこういうところが好きで、脱出ゲームのこと好きになったんだったな~と思い起こすような、そんな謎解きキットでした。よかった。

●キャラクターの立ち回り、最高●


コナン脱出の魅力のひとつに「コナンくんたちと同じ世界で生きられる」というのがあると思うんですが、今回はそれが存分に生かされていてとてもとてもよかったです。

過去のコナン脱出で「わ~~~!今、コナンくんたちと同じ世界で生きてる!」と実感したのは公安試験脱出とか紺青美術館脱出(真実編)とかだったんですけど、
今回の脱出もそんな感じで「今、自分は、コナンくんたちと、同じ空間で、生きてる!」を噛みしめられてすごくよかった。

イマーシブじゃないんだけど、イマーシブなんだよね。その塩梅、すごい。

見せるもの、隠すもの、言わせること、言わせないこと、駆使して、自分がコナンくんの世界に入ると同時に、コナンくんたちがこっちの世界にやってきてくれていて。
そして、それが誰も無理してないから、すごい。(ハロウィン脱出とかは、みんながみんな、ちょっと背伸びして無理してたじゃん。そういうのがない。)

自由度で言うとなんとなくシンゴジラ脱出を思い出したりしました。
決められたルールの世界で自由に生きられる感じが、シンゴジラのとき「この公演めっちゃ楽しいな~」って思ったのと同じ感覚だったかも。

そして、これも詳しくは言えないんですけど、ちゃんとみんなかっこよくて、すごいよかった。この点は、よかったしか言えないんだけど、ほんとよかった。
帰り道、一緒に参加してくれた友人と「かっこよかったよねえ~~~~!!!???」って大はしゃぎしながら帰宅した。ほんとうに、よかったです。

●単独成功、最高●


というわけでその公演に参加していたチーム内で唯一の成功班で、単純に、とっても気持ちよかったです。

本当にメンバー構成に恵まれて、謎を解くスピードとかテンポが良かったのはもちろんなんですけど、
みんながみんな疑問をバンバン口に出して「あの、これ取り越し苦労かもしれないんですけど一応共有しておきますね……」みたいな懸念点の共有も積極的に互いにできて、すごい楽しかったです。

結局後半に行くにつれて全員のひらめきがどんどん加速していって、振り返ってみれば一問目が一番苦戦しましたね~って最後に笑い合ったのも楽しかったです。

楽しかったです!!!!!!!!

で、こういうふうに疑問点の共有や懸念点の出し合いが臆せずにできたのって、もちろんチームに恵まれていたのもあるけれど、
やっぱり公演の雰囲気の「自由度」がかなり高かったからだと思うんですよね。

去年みたいに、行動が極端に制限されている公演とか、ある程度配役が固まっていて自由に動き回れない公演だと、
「気になるのでちょっとこうしてみます?」「あの部屋もう一回行ってみます?」みたいなのが気軽にできなくて、それがチーム内のコミュニケーションを阻害していること、あると思うんですよ。

だから、「あなたたちは警察官です。キッドから宝石を守ってください。以上!」くらいの自由度で、あとはチームが各々、黙々と進めていくやり方はチーム内のコミュニケーションを促進する良い空気だったな~と振り返って感じています。やっている間はそんなこと考える暇なかったけど。

(ただこれは諸刃の剣の面もあって、万が一チームの空気が何らかの原因で崩れたとき、詰む可能性があり、そういうときは無理やりでも配役がある構成の方がまだマシだったりする、という事態はなくはなさそう。)(でも今のところそういうチームに当たったことはないので、これは運だよね~とも、思います。)(そうならないように、今後もなるべく努力していきたい。)

とにかくずっと楽しくて、ストレスフリーで一直線に脱出成功に行けたのがすごく良い体験だった。
今後もいい立ち回りができるように精進していきたいです。

●まとめ!●


というわけで100万ドルの絡繰館からの脱出、めっちゃたのしかった~!という感想でした。

自分は特に去年のコナン脱出で本当に悲しみ、怒り、失望……といったこの世にあるマイナスの感情すべてをごった煮にしたような気持ちになり、
こんなんが続くならもうコナン脱出とはサヨナラしてやる~!と泣き喚いていたタイプだったので、今年のコナン脱出を迎えるのがけっこう怖かったんですけど、
SCRAPがおそらくちゃんとユーザーの意見を聞いてくれて、良い所は良い所のまま、でも修正するところはしっかりと軌道修正したうえで、「コナン脱出」を作り上げてくれたのがほんとうにうれしくて、うれしくて、うれしいです。

自分はこれまでのコナン脱出だと公安試験脱出、紺青美術館脱出(真実編)あたりがすごい好きだったのですけど、「おかえり~!」の気持ちも込めると、今年の100万ドル脱出もかなり上位に来るくらい好きでした。
(てかこの公演たち並べると、なんとなく自分の好きなタイプの公演がわかりますね。シンゴジラ脱出が好きなのも理解。)

良い体験ができて本当にうれしかったです!ありがとうSCRAP!来年のコナン脱出もよろしくね!

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