創業メモ(事務手続き)

実際会社を作って感じたことを順を追って、うすぼんやりと書いていこうと思う。会社できて今で10日とかで、設立準備期間は1か月程度だけど自分での動きは実質10営業日とかだと思う。(創業計画とか考えたりする期間は除く)

①法人印と銀行印を作る


納期が1週間以上かかるので最初に頼んだ。地域のハンコ屋さん調べて、材質は少し高いけどチタンにした。(5万ちょっと)つまり会社名はこの工程の前には決めておく必要がある。
料金:約50,000円

②定款を作る

士業に頼む金銭的余裕はないが、一からなんて無理なので今回はfreee会社設立を使う。基本使用料は無料だが、定款の確認をしてもらう専門の方へのお支払いが5000円かかる。自分で専門家を探してもいいのだろうが、探す手間ひまと価格的に考えてこのまますんなりfreeeの波に乗ってしまうといいかも。
ここが上手いビジネスでfreeeの会計アプリ(月額2000円程度)の年契すれば5000円が無料になる。自分は最初から会計もfreeeでやるつもりだったので提案にのっかった。基本アプリのガイドに沿って進めていけばいいので、難しいことはそんなにない。

専門家さんからの修正依頼は事業内容の文章表現(✖および〇及び)や(✖ならびに〇並び)などの修正など。

定款の内容は基本フォーマットされたものに自社の事業内容や役員の名前が落とし込まれているので、極端におかしなところはないとは思う。変更するなら会社がデカくなったら顧問の士業の方にお金払って見てもらいながら直したらいいと思った。
ウチの会社は日がよかったので11月1日に創業しようと思って進めてたけど、色々遅れが出て専門家チェックに特急料金5000円をお支払いした。
そこに関しては下手こいた。

料金:特急料金5000円(ほんとは払わなくてよかった。。。)、年間の会計ソフト料金(これはここに入れなくてもいいかな)

③資本金を振り込む

振り込むという言葉通り、通帳に振り込みが自分の名前でされないといけいない。
つまり自分が自分の口座に資本金相当額を入金してもダメ。資本金相当額があってもダメ。
個人口座は一銀行に一つしか持てないので、自分の場合は他の銀行で資本金用の口座を作りました。
ネットバンキングは手数料安くていいと思ったけど、限度額設定に引っかかって結局30万しか振り込みできず。残りはATMで下して、窓口で振り込み手続き。880円て高いよ。

ATMの1回で下せる金額は50万、1日上限は100万。
100万以上の資本金の場合は手間だけど窓口へ。
振り込みも午後の部だと翌日、土日祝挟むと翌営業日の振り込みになるため、ウチのように創業日狙い撃ちしたい場合は余裕をもって振り込むことを勧める。

料金:1,100円(手数料)

④定款を公証人役場に持っていく。

定款は特急で3日、通常5日とかでチェックが終わりダウンロードできるようになる。プリンターを買ってないのでコンビニでプリントするしかない。(1枚20円ってなんか嫌)
freeeのアプリの指示通りにハンコ捺したり、帳合して準備する。
最寄りの公証人役場をアプリ上で指定すると、専門家の方が希望日にアポを入れてくれる。

アプリで提出当日の持っていくものリスト(法人印、個人の実印とか色々)があるのでそれは前日のうちに準備。
予約あるので提出したら15分とかですぐ終わる。

料金:印紙代40,000円、他雑費2000円くらい
※ウチは電子定款

⑤法務局に定款と登記関連書類を持っていく。

自分の住む市に法務局の支局があるからそこでいいだろうと思ってたけど、アプリの指定する場所は県庁所在地にある本局だった。
改めて調べたら、どうやら法人登記は本局のみでの対応らしい。
公証人役場のアポが9時だったので終わってすぐに家に帰り、PCで確認しながら指定の帳合と製本を行う。車でもできなくもないが落ち着かないので家でやった。そのまま車に乗り、およそ1時間程度走る。(途中でおなかすいたのでラーメン食った)

法務局に着き、窓口に向かう。
ちょうど昼時だったので、めんどくさそう。
登記書類を提出したい旨伝えるが、基本予約制ですと言われる。
そんなん知らんけど、そういうことなのかと思い直近の当日14時で予約入れる。提出してすぐ帰るつもりでさっさとラーメン食ったし、2時間足止めはダルい。ひと粘りと思って、書類完成してるんで出したいんですよって伝えたらびっくりされて、ああそうなの?じゃあ受け取りますって言われた。
不備などあったら連絡しますねって言われて終わり。

反応からみて法務局に登記書類を出す際は、法務局の人に見てもらいながら書いて提出が一般的なのかも。
これで会社設立日は11月1日で確定。

料金:登記税(印紙)150,000円
※地域で実施される商工会主催の創業塾みたいな講座があってそれをほぼ無欠席で参加すると登記税が半額になったりする仕組みあり。

⑥役所へ書類もらいにいく

また1時間かけて拠点の市に戻り、提出書類をもらいに役所に向かう。
向かうのは
・年金事務所(社会保険、厚生年金)
・市役所(役場)(市に対しての法人設立届)
・地区の合同庁舎(法人設立届
・税務署(法人設立届、青色申告承認申請、源泉所得税の特例届とか給与支払事務所開設届とか)
(従業員を雇用する場合)
・ハローワーク
・労働基準監督署
※自分は従業員雇用しないのでハローワークと労基署は行かず。
正確には行ったり電話したりして確認した。
基本窓口に行って法人登記したんですけど必要な書類くださいっていうと説明してくれるので安心。
(ただ、やってないものあるかもしれないので不安)

⑦登記簿謄本(履歴事項全部証明書)の受け取り(法人番号の確認)

法務局に登記書類を提出した際に、〇月〇日の午前(午後)に完成みたいに言われる。だいたい提出して6~7営業日くらい。
謄本受け取りはまた本局に行かないといけないのか確認の電話したら、支局でとれるとのこと、さらに個別で予定より2日前倒し(電話した翌日)でとれるよと言われる。

なので当日朝イチ最寄りの法務局へ。
まずは法人印の印鑑登録を行い、印鑑カードを取得する。
印鑑カードがあると謄本とか印鑑証明を備え付けの機械で申請できて早い。
近くに印紙売ってるので印紙買ってるとすぐ呼ばれる。

料金:謄本1部600円、印鑑証明1部450円(どちらとも地域によって違うと思う。
※最終実数は謄本3部1800円、印鑑証明2部900円払ってる。

※全部終えた上での結論は、定款のコピー2部、謄本の原本2部、印鑑証明原本2部あると無駄がない。(自分は結構無駄にした。

※法人番号13桁指定の書類がある(銀行)
その場合はネットで「法人番号 検索」で検索して自社を検索すると出てきます。番号は謄本と違います。

◎基本役所に行くときは法人印や実印、マイナンバーカード(家族の分含む)などは必ず持っていくこと。
また届け出の締め切りは異なるものの必ずあるので登記簿謄本が取れたらその日のうちか、遅くても翌日にはいった方がいい。

⑧年金事務所(社会保険、厚生年金)

書類の書き方サンプルを渡されるのでその通りに書く。
持っていくと担当の方がチェックしてくれるのでその場で修正していく。
重要なのは
健康保険被保険者資格証明書ください
って必ず言うこと。
健康保険被保険者資格証明書ください
って必ず言ってください。

通常保険証はその地区の上位管轄地区に送られ審査され作業されるため手元に届くまでに1か月近くかかる。
健康保険被保険者資格証明書申請を提出すると、その年金事務所で処理を対応するらしく5営業日程度で健康保険被保険者資格証明書(公的な一時的な保険証のようなもの)がもらえるようになる。受け取りに行ってもいいですし、郵送もしてもらえます(無料)

健康保険証がないまま万が一の事故や病気で病院にいったら実費精算するしかありません。保険証ができたらお金は返ってきますが手続きが大変で時間がかかります。
なので必ず健康保険被保険者資格証明書くださいと言いましょう。

あと社会保険と厚生年金の口座振替の書類をもらいます。
こちらは法人口座ができたら作りましょう。
なお、この書類は口座のある銀行さんに判子をもらう必要があります。

⑨市役所・合同庁舎(市町村と県に対しての法人設立届)

これは普通に持っていくだけ。
市民税課と県民税課だったと思う。
わからないときは聞く。

⑩税務署(法人設立届、青色申告承認申請、源泉所得税の特例届とか給与支払事務所開設届とか)

上記4種は必ず書く必要あり。創業の業種によって追加で書くものがあります。
先に税務署さんからもらった書類セットは税務署分と自分の控えのため、同じ内容を2枚書かないといけない仕様になっています。(複写にすればいいのに)
1枚しか書かずに行ったら、控えは税務署のハンコを押した原本コピーで構わないとのことでコンビニで必要数をコピーして再度持っていきました。
ハンコ押してもらった控えをもらい終了。

インボイスはe-taxで申請予定。

あー疲れた。

次に気が向いたら法人口座開設について書く。
主に愚痴。


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