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娯楽たのしんで!「新木宏典 スケジュール帳in丹波 発売イベント」覚書とろくろ
ごきげんよう。気が緩んだら一気に体調を崩してグロッキーな妖怪です。
連日騒がしくてすみません。
今回もタイトル通りです。
12/5発売「新木宏典2025スケジュール帳in丹波」のお渡し会へ参加してきましたので、軽くレポのようなものを連ねられればと思います。
\📢本日発売/
— 東京ニュース通信社 PR担当 (@tokyonews_pr) December 5, 2024
「新木宏典2025スケジュール帳in丹波」#刀剣乱舞 など2.5次元人気舞台で活躍#丹波市観光アンバサダー も務める#新木宏典 が丹波観光に特化した
スケジュール帳を発売!
別冊付録はガイドブックの最新版
「〝新〟発見 丹波ガイド 2025 mini」✨
ご購入⬇https://t.co/brmGiYYVDr pic.twitter.com/ML6TxQBYcA
レポの内容的に以下の要素が含まれますので、苦手なものがなければ、お付き合い下さると幸いです。
どうぞよしなに。
【以下含有要素+注意事項】
⚠️接触レポがあります
→会話文をそのまま載せています。
⚠️いつにも増して自我+自分語り強めです
→お話しした内容が個人的なので、必然的にそうなってしまった。
かなり暗めな話なので、苦手な方は避けてもらえると助かります。
⚠️御本人の絵がある
→一枚だけだし雑だけど、苦手な方は注意なさってね。
上記大丈夫そうでしたら、荒ぶる妖怪に付き合ってやってください。
というか、緊張により強張ってた各筋肉の痛みと体調不良が止まらんので、もはや人助けの気持ちでお願いします、こんなの今の万全じゃない状態で抱えきれない助けて助けて。
【以下レポ前の小話】
度々綴るように、妖怪は御本人を追い始めて一年少しの新参個体。
御本人の活動内容的に、こういったイベントへの参加は、かなり先になると思っていたのですが、全然そんなことなかった。
こんなに都合の良い一年があって良いのだろうか…
青江さんにも会えて、御本人の凄まじい芝居をたくさん観ることができて、それだけで楽しかったのに、御本人と直接会える機会まで設けてもらっちゃって、豪運にも程がある……
何を話そうか、色々考えて真っ先に思い浮かんだことがあった。
これだけは、これだけはどれだけ泣き崩れようとも伝え切る。
そう決意して、東京会場へ向かいます。
【東京の巻】
会場はなんと銀座
ザギンですよ、ザギン。
銀座なんて祖母の買い物や身内が好きなジャンルの原画展にくっついて行った以来だよ……
あと某パン屋さんのピロシキ買いに行ったくらい……
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妖怪にそぐわぬ雰囲気に狼狽えながらも、無事当日券を購入し、最低限にしか整えていなかった身なりを整えに帰宅します。
当日券の集合時間は18時だったので、それまでご飯を食べたり緊張で錯乱したり、中々愉快に過ごしました。
も、もうだめだ、会場ついた時点で泣いてしまうかもしれん、たす、たすけてくれ、無力すぎて伝えたいこと何一つ伝えられる自信がない、ここまで喋りの方の勉強ちゃんとしておけば良かったと思ったことないかもしれない、泣きそう
— yeah!めっちゃタヌキ (@tnu_dog_8) December 7, 2024
私は思っていることをストレートに伝えられない人間なので、後悔しないように頑張らなきゃいけないってわかってても怖いものは怖い(?)
— yeah!めっちゃタヌキ (@tnu_dog_8) December 7, 2024
自分の思ってることをそのまま、何の飾りもなく直接渡せる方、本当に尊敬する
不安すぎて手震えてどうしようもないんだけど本当にどうしよう、平成を保てるだろうか
— yeah!めっちゃタヌキ (@tnu_dog_8) December 7, 2024
これはかなり直前まで錯乱してる私のツイートの一部。
途中、会場内で迷子になって御本人がいらっしゃるブースの真横に辿り着いてしまって中から漏れ出る声に狼狽したり、
慌てまくり逃げ惑い、会場内の謎の窪みにはまりこんで震えたり、それはもう大変だったのですが、それくらい緊張してたんだわ……
後日 肩も首もバッキバキだった……
謎のエリアで震えながらも、時間は刻一刻と迫ります。
たまたま居合わせた相互さんに介護して貰って、ほぼ滑り込み状態で待機列まで連れて行ってもらうなどしたのですが、今思うと迷惑をかけるにも程があったな……
本当にすみません…でも助かりました…
いざご案内がされてブースの中へ入ると、照明の効果と澄んだ瞳で、どこかキラキラしてる御本人が笑顔で待ってくれてました。
と、同時に、あの小さな机と椅子から、結構な勢いで身を乗り出してきました。
人の頭からつま先まで見て、「わぁ!」って言いながら。
本当に服が好きなんだなあって伝わる。
ふわふわでくるくるした犬みたいな髪、笑うと綺麗なハートになる口。
全部良かったけれど、やっぱりあの水面みたいにきらきらした目が忘れられない。
もうここで「我がお渡し会に何一つ悔いなし」の気持ちではあるのですが、肝心なことは伝えられてないどころか、まだ一言も発していません。
このままペースを奪われないよう先手必勝ということで(?)ご挨拶をします。
以下は会話文などです。
私「コンニチハ…」
新「(手を振ってくれる)」
新「これ(名前を書きながら)様つけていい?」
私「大丈夫です…!あの、私どうしても言いたいことがあって」
新「んー?なあに?」
私「私、エンタメのことが嫌いになってしまって、」
新「(一度手を止めて顔を上げる)ありゃ、なんで?」
私「ヴァッッ(聞かれると思ってなかった)、えっと、色々あったんですけど……でも新木さんのお陰でまた好きになれたんです」
新「おぉ〜、嬉しいねぇ。(また書き始める)違うフィールドに行ったら見え方も楽しみ方も変わってくるだろうからね。(書き終わってこっちを見る)」
私「だから、またたくさん観に行きます(我慢できなくて泣いてしまって俯く)」
新「んふふ、本当?(若干心配そうな顔をしてこちらを覗き込んでくる)じゃあ頑張らないとね。」
私「(顔見て言わなきゃと立て直す)お芝居続けてくれて、ありがとうございます」
新「そっかぁ。ありがとう!」(ここでスタッフさんに肩をポンとされる)
私「ありがとうございました」
新「娯楽たのしんで!またね!」
話し始めてから泣いてはいたのですが、最後の言葉があまりにも優しくて温かくて、退場後に出口もわからず荷物も忘れかけるほど泣いてしまって、迷惑オブ迷惑なオタクとなってた。
スタッフさんたちも焦らせる様子ひとつ見せず、ゆっくり誘導してくれてたので、最後の言葉を背中で聞くことなく、しっかり顔を見て聞けることができたし、
泣いてはいたものの、最後は笑顔で「👋」ってできました。
よくよく思い返してみたら、スタッフさんに「よかったですね」とかなんとか言われながら誘導されていた気がする。
頭回らな過ぎて「わしゃ何かの大会でも完走したんか…?」と思ってた。
本当にすみません。
この一年、たびたび手紙に想いを綴ることはあったけれど、実際言葉にするのは初めてだったから、
自分が本当に言いたかったことを吐露してしまった罪悪感と解放感、そして御本人からの言葉。
全てが綯い交ぜになって、後悔とも取れるし、救われたとも取れるし、許されたとも取れるような、言葉にできない気持ちになって、涙腺が決壊してしまった。
正直「そっか〜、ありがとう」くらいの温度感で来るのかなと思っていたから、まさかこんな言葉をもらえるだなんて思わなくて、本気で驚いてしまった。
またこうして楽しい気持ちで、自分に合った距離でエンタメと関わることができるようになったこと。
エンタメを面白いと思えるようになったこと。
エンタメを楽しみにできるようになったこと。
酷く盲目的で愚かしい発言かもしれないけれど、それは新木さんのおかげだから、どうしても生の言葉で伝えたかった。
伝えられた。
事前に用意した全ての言葉をちゃんと、しっかり伝えられた。
私のお渡し会に、一片の悔いなし!!よくできました!!えらい!!
駅伝を走り終えた選手並みの手厚さで寄り添いに来てくださった相互さんに泣きつき、暫く語らいながら落ち着くまで館内でゆっくりして、帰路につきます。
帰宅して即ぱーっと着替えてご飯をかき込み、改めて荷造りをして風呂り、忘れ物の指差し確認をする。
なんでこんなに忙しないかって?
翌日のお渡し会in大阪に参戦するから!!!!!!!!
というわけで次は大阪です!!!!!乗れろください夜行バス!!!!!!!
(ちゃんと間に合いました、イエーイ✌️)
— yeah!めっちゃタヌキ (@tnu_dog_8) December 10, 2024
【大阪の巻】
メソメソしながら夜行バスにガタゴト揺られてやって来たるは大阪!!
年内最後の遠征の地となります。
今年何度も語ったけれど、まさか塔の上のタヌンツェル呼称していた己が、
ここまで自由に各地で過ごすことになるなんて誰が想像しただろうか……
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まずはフォロワーさんと合流して、石切劔箭神社へ。
今年の4月に突発で向かった時は、新石切から登る形だったのですが、
今回は上之社から下るような形です。
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少し散策して坂を下り、お昼にも差し掛からない時刻に石切さんへ到着すると、なんと神火祭が執り行われていました。
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その後は、4月に諦めてしまったすずやさんでおでんを食べて、滅多に開いてないたい焼き屋さんに寄ったり。
なんやかんや引きが強い日でありました。
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無事石切さんツアーを終えて会場まで戻るも、まだまだ時間に余裕があります。
御本人の前ではカッコつけたい妖怪。
少しわがままを聞いていただいて、パウダールームに駆け込み化粧を済ませ、現地でお会いしたフォロワーさんと語らいながら、その時を待ちます。
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なんの迷いもなくBにしたよね。
なんせタヌキの名を名乗り初めて9年くらいになるので。
なんやかんや忙しなく3冊券組のお渡しが開始されます。
時間が結構押してたので、少し急ぎ目でやってたのかはわかりませんが、東京よりもスピーディーだった印象。
ドタバタしつつも中に入るなり、「おっ」の口でお出迎えしてくれました。
のちに妖怪は語ります、思えばこの瞬間から覚悟しておくべきだったと。
今回も先手必勝を掲げ(?)ご挨拶からさせていただきました。
以下は会話文と御本人のご様子です。
私「コンニチワ!」
新「こんにちは!」
新「○○(本名)さんねー。ちゃん…(眉間に皺を寄せて少し考える)…様つけてもいい?」
私「大丈夫です!」
新「ん!(書き始める)」
私「あの、昨日東京行ったんですけど、まだ緊張してて何もお話考えられてなくて」
新「あはは!(くしゃっとした笑顔でこちらを見みながら)今日は服 黒じゃないんだね」
私「ハイ(驚き過ぎるも黙ると負けだと思って返事だけした)」
私「あの、緑にしました(????)(錯乱して大の字になって服を見せつける妖怪)」
新「いいねぇ!(書き終わる)またいろんなエンタメ楽しんでよ」
私「はい、ありがとうございました(????)」
(ここで肩をぽんぽこされる)
新「ありがとう!またね!」
…
そんなことあっていいのか…?
そんなことあっていいのか…???
「ちゃん」と「様」で迷われる時の表情のキュートさだとか、真名を呼ばれた時のザワッッとした感覚だとか、色々ツッコミどころは満載だしひろわなければならないのですが、
起きた出来ごとが余りにも、余りにも刺激的すぎる。
パーテーションの内側に入る時点で何も考えられなかったので、緊張してることも話が何も考えられてないことも正直に言おうと決意して、
本当に貴重な機会なのに頭が回らなくて申し訳ないという気持ちで泣きそうだったのですが、
こんな未来が待ち構えていたとは思わず、お渡し終了後は呆然としていました。
今年の運、全て使い果たしてしまったのかもしれない。
来年の前期分とか向こう10年分とか前借りされてたりしない?
「ナニモワカラナイ……ナニモ……」の状態で、ご自身の参加される回を待つ相互さん達のもとへ辿り着き、
「ここは大阪…グランフロント…紀伊国屋書店…私は今お渡し会を終えた…ここは現実…」を延々とリピートアフターミーするという異様な光景を生み出しながら、天井の隅を見つめていました。
いくらビジュアルにトリッキーな要素を詰めていたって、何百人というファンと関わって、会話してサインを書いて名前を書いてってしてるのに、
そんな奇跡あるんだなぁという驚きと畏怖が強すぎて涙ひとつ出なかった。
というか、ここでも「たのしんで!」って言ってくれるんだ……
もう祈りじゃないかそんなの……
半ばふわふわとした気持ちでバス停まで送っていただき、ぬるっと大阪から東京まで帰ります。
無事帰宅して爆睡してみた夢はお渡し会の内容だった。
本当に幸せだったんだな。
【以下蛇足という名のろくろ回し】
体調を地獄のように崩し、無事復活しつつあるいま、やっと諸々が落ち着いて文字を連ねることができています。
ということで、御本人から受け取った「娯楽/エンタメ楽しんで」の言葉で色々と考えることがあったので、すこしばかり自己満足なろくろを回していこうと思います。
「普段あんな勢いでろくろを回しているものだから、エンタメが嫌いになってただなんて思いもしなかった」
お会いした方から言われたことなのですが、こんな煮凝り文章でも しっかり楽しんでいることが伝わっていたようで安心しました。
そう、エンタメは楽しい!
いまは本当に、心の底からそう思う。
間違い無い。
間違いないんだけど、どうしてもそう思えない時期があって、それは御本人に伝えるにはあまりにも重くて長くて、
人によっては暴力的な言葉であると分かっていたから、口にしなかった。
過去のろくろで一度綴ったけど、正直あれもお蔵入りにしたいところではある(読んでくださる方がいるので消さないけれども)。
それを語らずとも、何かの意図を汲み取ったかのようなあの言葉。
彼は正解というか、人が欲しい言葉を適切に選び贈ってくれる方なんだなと、脱帽した。
そんな意図はないと分かりつつも、全て赦されてしまったような、救われてしまった気持ちになった。
思わず彼を崇拝するようなことを口走りそうになるが、それは私のプライドが許さないので絶対にしない。
あくまで彼は生きている人間だから、崇め奉ることは私のスタンスには合わない。
話が逸れてしまったけれど、私は少しばかり、言葉を信用し過ぎているところがある。
これさえあれば、どこまでも行けるような気持ちになるし、自分を型取り存在を確立できると思ってる。
でも、実際はものすごく脆くて、こうして共通言語として整えるために取りこぼしてしまうものがいくつもある。
それはまだ自分の言葉で整えられていない感情とか、積年の思いだとかであって、言葉で表現できない以上、抑揚だとかのボディランゲージで表すべきところでもある。
妖怪はこれが凄く苦手なのだ。表情もなるべく動かそうとしているけど、声色も豊かであろうと思っているけど、どうしてもぎこちなくなる。
少しでも歯車が噛み合わなくなると、ボロボロと崩れてしまう。
だからなるべく、言葉や絵、歌で伝えられるように頑張ってきた。
でも、今回のお渡し会で御本人に物を伝える術は、声と言葉と表情のみ。
本当に、祈るような気持ちであのパーテーションの内側へ入っていった。
なるべく重くならないように、気を遣わせないように、傷付けないように、そうやって慎重に選んで、簡潔にしたのがあの93文字なのだ。
限られた時間で精一杯想いを伝えるのに削ぎ落としたものを、
あの93文字の底に沈めたものを掬い上げるようにして紡がれた「娯楽たのしんで!」という言葉は、きっと一生忘れられない。
私は忘れないけれど、御本人の記憶の隅には欠片も留まらなくて良い。
私よりも素敵で温かい言葉を、彼の活力となれる言葉をプレゼントできる人は沢山いるだろうから。
(複雑なオタクによる複雑な心理を綺麗に語るならば)これは祈りにも似てると思う。
帰りのバスの中で、「問わず語り」を聞いていた。
誰かに聞いてほしかったひとりごとのような、そんな情けなくて呟くような言葉だったけど、
あの人はそれを取りこぼさないように聞いてくれて、答えてくれた。
それがあの日の仕事だったから当たり前ではあるのだけど。
きっと御本人のことだから、「出来ればでいいけど、自分だけじゃなくていろんなものを見て世界を広げてみて」という意図も含んでいたのだろうが、全ての突破口になってくれたのは、紛れもなく御本人、新木宏典さんなのだ。
だから私は新木さんの芝居を観たいと切望するし、新木さんに直接感謝を伝えたいと思う。
彼がいなければ各地を旅することも、服が好きだと公言することも、劇場に足繁く通いろくろを回すことも、レポを描くことも、積極的にやってこれなかったと思う。
生きるのが嫌で堪らない時に、思わず縋った存在によって、いまこうして1人で立って歩くことができてる。
そうして1人で立って歩いて、綴った物語が誰かの楽しみになっている。
全部、全部、彼がいたから在る未来だ。
また新木さんに直接言葉を伝える機会が巡って来たら、絶対に伝えたいことがある。
それはここには綴らない。
その機会に無事伝えることができたら、再びここに綴ります。
以上!解散!
今年のnoteはこれが最後かなと思ってます。
なんて濃い一年だったんだ……
また来年も、どうぞよろしくお願いします。
良いお年を!
そしてどうか、皆々様も また娯楽を存分にたのしめますように!
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