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横内勝司写真展 時を超えて
こんにちは。京都での写真展まであと一週間。期間中はずっと在廊する予定です。
今日は写真展開催でのボクの考え方を書いてみます。
知られざる天才写真家?
そんな大袈裟な…
この白黒写真の何処が?
乾板はもちろんフイルムすら知らないデジタルで写真を始めた人から見ればそうかもしれません。
この時を超えてきた奇跡のこと、いったいどこから話せばいいのかと考えてしまいます。
素晴らしい写真にいちいち説明は不要!
見て感じる!
それが写真だという意見もあると思います
感じるのが写真!
確かにその通りなんですが…
そうじゃない写真もあるし
そうじゃない人もいる。
これまで各地で開催してきて、この写真展の特筆すべきこと、それは老若男女を問わず観に来てくださる方々の幅の広さです。カメラオタクの機材自慢と蘊蓄が飛び交う、そんな写真マニアが集まる写真展ではなく、
写真のことはわからないのですが…
写真展に来たのは初めてで…
と前置きしながら遠慮がちに声をかけてくれる方が写真に感動して涙を流してる。その多くは、この時代をリアルタイムでは知らない人たちです。
そんな場面を何度も見てきました。またこの時代を知るご年配の方がボクに代わって当時の様子を解説してくれ若い人が熱心に聞いてる。そんなことも多々ありました。
写真展は写真マニアに向けて発信するものではないことをこの写真展は教えてくれます。
ガラス乾板というものを知ることで、同じ写真でも意味や驚きの度合いが違うのも確かで、さらに言えば、その写真がいつ撮られたのか?当時の世情や時代背景を知ることで、知らなければ見えなかったものが見えてくることもあります。
見て感じるのが写真!
確かにその通りですが…
言葉や文字からイメージを膨らませて理解を深める人もいます
伝えるという目的において写真はそれだけで完結できる力を持っているとは考えてなくて、むしろ曖昧です。
だから写真に説明は不要!
とは思ってません。
横内さんの写真家としての素晴らしさはボクが力説しなくても見て感じていただけばいいし、解説してくれる人は他にいるでしょう。
もちろんそれも驚くべきことですが、ボクがここまで心酔し、彼を伝えたい!と思うのは、写真だけでは伝わりにくい部分、それは時代背景を踏まえての彼の日常を見つめる価値観であり、思想と言っていいと思います。
ただ、横内さんに心酔するあまりボクの話は主観的で情緒的になりがち😅 もちろんその時代にいたわけじゃないし、会ったこともないけど…
例えて言えば、司馬遼太郎さんが描いた坂本龍馬みたいなものかも知れません
だからこそ永遠に天才なのです。
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本来ボクは天才○○という表現は好きじゃないんです。あと「奇跡」という言葉も。
テレビをみてると天才○○がいっぱい
奇跡的に○○でした。とか、
ニュースでも良く言ってますよね。
そんな大袈裟な…😩
奇跡はそんなには起こらんて
そこは運良く…でいいやろー!
て、ツッコミ入れたくなりますが…😁
そんなボクがここでは天才!奇跡!と連呼してるわけですが😅
他に言い様がないんです。
ボクが思うその定義は?
二度と起こらないこと、現れない人。
そして天才と呼ぶに最も必要な要件は?
なによりカッコいい!ことかな😁
是非!会場で確かめてください!
写真展会場ではどうぞお気軽に声をかけてください。