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#2 背番号を作る

マイナンバーカードは2万円分のポイントが欲しさに作ったが、
ほぼ何にも活用したことはなかった。

渡米した方ならわかるであろうこの全員に必要とされる背番号。

英語がままならない僕にはこの紙を見て問題(ではないのだが)を解くのに2時間はかかった。
先に紙だけ取りに行き、会社の方にフォローして書いてもらい、ホテルに帰り、妻にも再確認してもらった記憶がある。これはミスれない。
ちなみに妻は留学経験があり英語ペラペラである。
本当にそれは助かった。
夫婦で僕と同じ語学レベルならこの時点でもう終わっていた。

次の日にまたその陰気臭い場所に足を運ぶと、
「付添人は出て行け」と、セキュリティーに言われる。

なぜかは全くわからないがそういうルールなのだろう。

妻は外で待機。私一人。孤独の恐怖。
いつ呼ばれるかもわからないから、受付番号と書類を握りしめ1時間以上は待っただろうか。

アジア系の女性の受付窓口に進む。
もちろん何を言っているのかわからない。
用意していた言葉も緊張でもちろん出てこないし、その質問すらされない。

確か母の名前を聞かれ、旧姓も聞かれたような記憶がある。
多分それくらいだ。

2週間後に届くよ。届かなかったら連絡して。
みたいな内容を言われ終わる。

絶対に届いて欲しい。と切に願った。
人によっては数ヶ月間かかったりする場合がある。それもなぜかはわからない。

謎の多いアメリカ。
なんとか非国民背番号を取得。

いつか他の人に付き添えるくらい強い人間になっていたい。
と、思った次第です。

多分今行っても訳わかんないと思う。

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