観劇日記を書き続けても何も覚えていられないので、noteを始めることにした話
自分が見た芝居・落語のチケットやチラシをファイルしている。私が死んだら全部ゴミだな、と時々手が止まるが、やはりチケットを保存せずにはいられない。
五年日記の片隅に感想も書く。スペースは一日5行分しかない。でも、ほんの一言、面白かったのかつまらなかったのかは書ける。
ここまでしているのに、昔見た芝居の芯の部分が思い出せない。ひどい時には、それを見たという記憶すらおぼろげだ。古い土壁のように、私の思い出はボロボロと脳裏からはがれて行く。
「綺麗だった」「楽しかった」と日記に書いているだけではダメなのか。
もっと他人様にわかるように記録をすれば、何を見て何を聞いたのか、記憶が残るのかもしれない。
今後見る芝居や映画、過去に見たもの、もう無くなってしまった劇場の風景なんかを綴って行きたい。この先、また自由に出歩けない世の中になった時、記憶をリプレイして楽しめるように。
よろしければお付き合いください。