激増の軍拡予算は止さんかいッ！
◆アメ一つ与えて軍拡進めるぜ！
このところ予算案を巡って維新、国民民主党と自公両党との協議ばかりが連日報じられ、予算案の中心問題みたいに扱われています。
しかし、これら協議は密室で議事録ナシでどんな協議をしているのか？闇の中。本来なら国会の予算委員会で審議すべきであり、筋違いなことも含めてメディアは追及すべきです。
維新は闇協議の結果、予算案賛成となったものの、維新主張の医療費4兆円削減の中身と今後の扱いなど疑問だらけです。
元々少数与党の下、野党が一致して迫れば「壁」なんて幾つも取り払い、教育面でも改善措置を講じることが可能のハズで、国民の要求を多々実現できるのです。
もっと言えば総理指名選挙で野党が第一党の野田氏に結束すれば政権交代できたのに、野田氏に投じたのは共産党だけ、維新は退任する馬場氏に、国民民主党は不倫で処分待ちの玉木氏に、れいわは山本氏で政権交代はパーに。
そもそも総選挙で国民が自公ノーの意思表明したのに各党が民意より自党ファーストでないのか？厳しく問われます。
予算案に問われる野党の姿勢
政府の予算案は、▲アメリカ言いなりの大軍拡、▲大企業へのバラマキ(優遇税制・法人減税etc.)という二つの歪みを抱え、従来通りです。
国民の要求は、物価高、教育、医療、税制など多分野にわたります。実現のためには従来の枠内でやりくりできず、どうしても聖域的扱いの二つの歪みを正す必要があります。
なのに各党の修正協議の項目は、ごく一部に留まり二つのゆがみによる放漫財政に手をつけていません。これでは一部修正でも、財源の確保もできず、他の社会保障など減らし、やりくりは無理！とガードされます。
しかし残念ながら他の野党はこの二つの歪みに切り込んでいません。立憲民主党も！です。
各党には、一部分でも成果を得て選挙に備えたい意図が透けて見えませんか。
私の周りには「一つでも実現してくれる党があれば支持し投票する」との声が意外とあります。実際、このところ世論調査でも国民民主党の支持率が上がっています。
しかし、目先のワンイッシューが実現しても、
二つの歪み温存なら他の社会保障とかの予算圧縮で軍拡は続き、暮らしも平和も守れません。
勿論、共産党は他の野党が求めている高校授業料無償化、高額療養費制度の負担増の撤回などは協力して取り組む姿勢です。前々から共産党として予算組み替え提案してきたことです。
でも今回、野党第一党で取り纏める立場の立憲民主党は共産党に何も言わず、維新・国民民主党（総裁指名選挙で袖にされてるのに！)と共同提案。修正協議では自民党に無視されていると野田氏は「こんちくしょう」etc.発言。
立憲民主党は4兆円規模の修正案ですが115兆円超のごく一部分。こんな風に野党が政府予算案に賛成することは、自公政治の延命を手助けするものでしかありません。
抜本的組み替えで国民の要求実現を！
共産党は前記二つの歪みを正す予算案の抜本的組み替え案を出しました。
８兆７千億円の大軍拡予算にメスを入れることは、財源を生み出すためにも、戦争への道を食い止めるためにも不可欠です。物価上昇対策に消費税の廃止をめざし緊急に５％に引き下げることは不可欠です。(円安是正なども勿論…)
共産党は、政府予算案の根本にある財界本位、「日米同盟」絶対という「二つのゆがみ」をただす論戦と財源を示した提案で、あるべき予算の姿と具体的内容を提起しています。軍拡でなく外交を！など基本的問題を提起してもメディアは殆ど報じません。「赤旗」でご覧ください。
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