ロースペ側の発達障害の自分が、もし男だったら…
私は、ロースペ側の発達障害者です。
知力学力コミュ力、社会適応力(集団への適応や仕事の出来具合など)、収入などのあらゆる部分が、平均より著しく劣ってます。
私は、この前受けたWaisの知能検査で絶望を感じてしまいましたし、勉強はどんなに頑張っても平均以下です。
そこで、自分は今まで絶望を感じてきた訳ですが、もし、自分が男ならどうなっていたのだろうかと考えました。
考えてみたら、多分、より深く絶望していたんだろう…と、思ってしまいました。
男でロースペ障害者だなんで、想像を超える苦しみがあるのだと私は感じました。
男の人は、能力的な部分を見られることが多いと思います。
他の同性たちと比べて、強い劣等感に襲われる…
女性よりも能力が低い部分が多い…
とりわけ、女性は年収やら知力、学歴、仕事や身長など男性にスペック的な部分を求める傾向が強いように思います。また、コミニケーション能力あり気配りやエスコートを求めることが多いことでしょう。
それなのに、自分は、知力学力低く、コミニケーションが苦手、仕事は出来ない、低賃金低収入、職場では罵詈雑言を浴びせられる。
能力的な色んな部分で他の同性達を下回る。
女性よりも仕事や色んなことが出来ず、稼ぐ能力が低い…
もし、自分が男なら、より深い深い絶望を味わっていたことでしょう。
この国は、能力主義と努力主義が悪魔合体しているように思います。
能力ある者は、評価され目立つ。しかし、能力が低い者は、「努力不足」「甘えてる」「怠けてる」などと叩かれる。
そして、男で非正規雇用、障害者雇用、作業所、無職引きこもり…
ポンコツ、コミュ障、メンタル不安定で疲れやすく体力ない、体調崩しやすい、と、なると、益々辛くなっていくのではないか…?と、思います。
日本では、能力高く稼ぎがあり、心身ともにタフな男性が求められるように感じます。
中間層から上は、男女の生きづらさや苦しみはそこまで差はないように思います。
しかし、弱者界隈では男性の苦しみは、とても深いものだと思います。劣等感に苦しみ、鬱状態になることもあることでしょう。
それを覆す才能が見いだせないとなると、苦しみはより深いもののように思えます。
とりわけ男性は、女性にそこまで能力的は部分を見ることはないですし、中には不器用で気弱、身体が弱い女性を守ってあげたい。などと思う男性も少なくはないと思います。
また、結婚しようとなることも少なくはないでしょう。
しかし、それが男性となると童貞で、一生恋人が出来ないと絶望したり諦めてる人も少なくはないことでしょう。結婚というセーフティーネットすら期待することは難しい…
実家暮らし、弱音を吐いたり頼ることも出来ない…障害あると、パニックや癇癪、不安感や抑うつ状態が少なくはないと思いますが、男だと女よりそれが許されないと思います。
弱者側の男性は、未だに中々理解されなさそうですし、明るみにならず臭いものに蓋状態だと思います。
女性弱者が許され受け入れられることでも、男性弱者なら許されず叩かれる・・・
それは、とても苦しみでしかないと思います。
特に、大抵の女性は男の弱さに厳しい目を向けることが多いような気がします。
人それぞれ特性は違うのに障害や能力的な部分で、厳しい目でみられ叩かれる。
弱さに男女関係ないのに、私は不思議でならないと、感じました。
人の優しさの方に重きを置いて、
男性の弱さにも理解を示す世の中になっていけばいいのに・・・と、私は思います。