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きっと違う…

テレビで流れている曲に…
自分勝手に言葉を上書きする。

きっと僕なら…
こう歌う…

素敵な歌でも…
自分の歌じゃないから…

しっくりこない…
借り物の言葉で…
借り物のメロディーで…

酔ってみたところで…
悪酔いしかしていない…

ずれまくりのピースを無理矢理に嵌めようとしても…
繋がりもしないから…
途中まで組み上げたパーツは…
部屋の片隅にほったからかしたまんまだ。

無理矢理につなぎ合わせた言葉を…
ふと思い浮かんだメロディーに乗せれば…
そうか…
あの頃に口ずさんだ…
メロディーじゃないか…

きっと未練たらたら…
あの頃の思い出にも…
僕を知らぬ間に苛立たせていたあの香りも…
サイコロ振ってもちんけな目しか出ない様などうしようもない感傷に…

それはそれで俺だから…
しょうがないと笑って済ますのか?

あの時はしょうがなくても…
きっと今日は違うはずさ…

駄目なりに…
あの日とは違う一歩踏み出していく。

少しずつでもさ…
メロディーを重ねて…
あの人があの日と違う気持ち抱くように…

歌い出すんだ…
取り敢えず…

あの頃の自分からは少しは進めている…
歩いてる僕を…
君の眼に映る様に…
響かせ歌い続けるんだ…

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