怪説~モノノケガタリ~(人物紹介…随時更新予定)
十見 沙彦(とおみ すなひこ)
解言師(ことほぎし)。
普段は猿田彦神社(と言っても…ほぼ末社の零細)の権禰宜をしている。
実は極度の面倒くさがり…
こうした裏稼業をしているのも…
日銭を稼ぐ為と
神社のこれ以上の窮乏を阻止する為…
仕方なくしている部分も…
一欠 惟嶺(ひとかけ ただみね)
式神と期せずして融合してしまった、
少し前までは極々…
目立たなかった一般人。
式神と融合した事で…
妖を誘き寄せる災難な体質に…
実は…
この名は沙彦が仮に付けた仮名。
沙彦は彼の名前を知ろうとしていない…
更には…
妖の調伏に打って付けだと言われてしまっている。
渋々…
妖探しに協力しているのは…
いち早く日常生活を取り戻す為である。
因みに本当の名前(真名)を言おうとすると…
声や文字にならない為に…
これまでの日常生活から隔絶する生活を送らなければ行けなくなった。
御津 響子(みつ きょうこ)
猿田彦神社で巫女をしている。
実は…
惟嶺の真名を知っていると言うか…
何度も口説きに来られた為に覚えてしまった。
でも…
彼女がその真名を書いても…
たちどころに搔き消えてしまう為…
妖に魅入られたのではと沙彦に相談を持ち掛ける。
千里(せんり)
かつての名を捨てて…
響子から千里の名を得て…
馬の姿へと化生した怪異。
前世では薬売りも兼業していた高野聖。
様々な土地を巡り歩いたのもあってか…
自分の本来の名への執着が非常に薄い。
自身も何故…
惟嶺に憑依する事が出来たのか…
不思議に感じている。
現世と愛しき人への未練と…
惟嶺への同情から…
一連の騒動への手助けを申し出る。
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