リーダーの素質とは…
「おはよう。」
「今週もよろしくな!」
「一昨日さ、歴史トークショーを聞いてきた訳だけどさ…
面白い話は有ったんだけどさ…それが主役筋じゃなくて、脇役筋のエピソードな訳さ…」
「よくよく考えたら、普通そうじゃないのか…主人公、主役なんてつまんねえ奴の方が収まりいいのよ。」
「周りが魅力的だと、その中心にいる奴まで面白く見えるってのはあるんだろうな。」
「意外と主人公ってのは、周りの魅力ある人をちゃんと知っていて引き出す事が出来れば…本人自体には大したエピソードがないって事…多いんだよ。」
「名選手必ずしも名将ならずって言うのもあるのは…人を客観的にみる能力が別に必要になってくるってのもあるんだろうな。」
「自分の能力の限界を感じて、尚且つ、他の優れた奴の才能を素直に認める…むしろ、その才能を見い出す事に喜びを感じるくらいの奴の方が向いているんだ。」
「勤務評価・作品評価…色々な評価をする人間は自分自身の劣等感を脇に置く…むしろ、その劣等感を笑い飛ばせる奴の方が向いているって訳だな。」
「少なくとも人事担当には、この辺りと上手に付き合わないと、この仕事が成り立たなくなる部分はある。ある意味、石田三成なんていい例じゃないか?」
「豊臣秀吉が亡くなってからは、見ていられないほど、家康からフルコンボ決められているだろ。
中間管理職としてはかなり、優秀だったけど、経営者としてはポンコツだったもんな。
それ以上に好き嫌いも激しい奴なんだよな…
経営者にもなると、その性格ではやっていけない部分はある。
経営者になっても好き嫌いはあってはいいのだけれど、それに影響され過ぎて人の才覚を拒絶したり…みないふりするのは、組織の損失になるし、酷い場合には組織の存在までが危うくなる。」
「徳川家康自身も三成の評価として、部下には欲しい奴だが、後継者にはしたくない奴とか言っていたような…組織の中の維持には役立つ奴でも外交向きではない所はあるな。
兵站つまり輸送とかには優秀だったが、前線の取り仕切りについてはさっぱりだからな。
ああいう奴を生まれる時代を間違えた奴と言うのだろうな。
他人の事はそうやって笑い飛ばせもしようが、俺らは生まれる時代を間違えたなんて言ってられない。」
「もう少し早く生まれていればとか、もうちょっと後の時代の方が良さそうとか思うけどさ…生まれてきた時代で生きている時代の道具で勝負するしかないわけよ。
その日、その時代に流れている風…傾向から自分自身のなりふりを決めていくしかない訳さ。
そういう意味では、昔も今も言い方こそ違いこそすれ、推し活動って大切だよな。」
「ある意味、地球平和に大切だし、推し間違いする事で国家を揺るがす活動だよな。
普段アイドル活動してる奴を推し活してるけど、それって、俺らが気付いていないだけで…普段から意識的・無意識を問わず日常的にやっているものさ。その最大の選択・行動が政治なんだけどよ。
そう言うのに限って、今の日本の奴はおざなりにしてるだろ。
盲従するのはどうかとも思うけど、もうちいと、頭柔らかくして物事を見てみる必要はあるな。」
「何が最適解かはわかんねえけどよ…白紙答案で出すのだけは違うよな。
思い悩んでも良いからさ爪痕残して欲しい訳だよ…言い方が汚くて申し訳ないが、その思い悩んだ跡が俺たちの飯のタネにもなるわけだし…」
「何なら、俺たちの酒の肴にもなる…なんにしても、無関心なのが一番いけないな…という事でちゃんと投票行っとけよ。」
「言わずもがなだな…それこそ…」