切迫早産中で緊急入院!ハマったドラマはまさかあのSFドラマ

初めまして、つこママと申します。平成4年生まれの29歳、もうすぐ30の代になります!なんか自分が30歳のんて信じられなく、このまま本当に30歳になっていいのかと不安なへっぽこぽんこつな人間でございます。

ママと名前についている通り、2021年の6月に出産し、ママになりました。

3000g越えで大きな産声をあげて生まれた娘つこちゃん。現在8ヶ月になり、少し目を離すとティッシュを食べようとするなど大分お転婆娘に育っております。

ただ、ここまで来るには多嚢胞性排卵症の治療や初期の流産など笑ってばかりは語れないことがたくさんありました。そんな中でも今回は妊娠31週でまさかの切迫早産で緊急入院した話を少しばかり。

前述した通り緊急入院したのです。いろいろあってのやっとの妊娠で、妊娠期間中も職場の皆様に気遣っていただき、家でも旦那様にいつも以上に大事にされ至れり尽くせりな日々を過ごしておりました。

そんな中、妊娠31週の検診で子宮頸管が短いとのこと!
赤ちゃんはまだお腹の中にいた方がいいのに、このままじゃ早く産まれてきてしまうかもしれない…!

一度は自宅安静を選択したのですが、後日なんとなくお腹の張りが気になり、病院に赴き、そのまま入院となりました。(この辺りも今度、もし読んでくれる人がいるならいつか書きたいところです。妊娠中はいろいろありました…)

時はコロナ禍。入院中は面会禁止なのでついさっき病院に送ってくれた旦那様とはしばらく離れることになりました。その寂しさも少々(おい)それよりもお腹の子に本当に申し訳ない、元気に産んであげられるだろうか、私がいけなかったのかな、あの時重い荷物を持ったからかなとどんどんネガティヴになりました。

そんなネガティブな状況でも治療は待ってくれない。ウテメリンという張り止めの点滴を打たれ、その副作用の動悸や暑さに悩まされながら日々過ごしていました。

安静にすることが何よりの切迫早産への治療だということです。ただ誰にも会えないので、言っちゃなんですが暇です。そうなるとどんどんネガティヴは加速します。

そして相変わらずネガティヴな考えは抜けず、桜が咲き始めていて看護師さんや清掃員の方が
「ここから桜が見えますよ」
と気を遣って明るく振る舞ってくれたにも関わらず
「そうですね」
と対して見てもいないのに適当に受け答えする嫌な奴になっていました。

そんな入院生活中のお友達はとにかくスマホ。いくつかの動画サイトの会員になっていて良かったです。ただお笑い系の動画は笑いすぎてお腹に力が入ってしまうので長州力が「飛ぶぞ」と言ってるような動画は見れません。

そんな中ハマったのが「漂流教室」のドラマ!

楳図かずお原作の漫画、2002年に常磐貴子と窪塚洋介でドラマ化されていましたね。

今活躍している山田孝之や山下智久、香里奈や鈴木えみなどが生徒役で出演しています。

原作とは少し設定が違うのですが、ある日学校ごと荒れ果てた大地に移動してしまいます。
調べていくとなんとそこは未来!学校ごとタイムスリップしていたのです。

なぜこんな未来になったのか、これから私たちはどうやって生きていくべきなのか、といろいろ考えさせられるドラマなのですが、まあまあ重い内容。
でも当時の私的には笑わず、それでいて号泣というよりも思慮深くなり、今の自分のネガティヴさから抜け出せる作品でした。こうやって書くと「えっ?なんでネガティヴさから抜けだせたん?」と自分でもわからなくなるのですが、とにかく助けられました。

SDGSと昨今謳われていますが、楳図かずおは随分前から環境破壊のことを視野に入れていたんだなぁとただ赤白のしましまおじさんじゃないかとに驚きが隠せませんでした。

あとのん主演の「私をくいとめて」や多部未華子主演の「夜のピクニック」などすごい笑えるわけではないけど、すごく暗くもならない映画などを観てました。お腹にいいのです。力を入れなくて済むから。

そしてインスタで同じく切迫早産で入院してる人の記録を覗いたり、コロナ禍で孤独な入院生活だったかもしれないけど、いろいろ娯楽を見つけて実行することは楽しかったんです。

もっとどんよりした入院生活になると思ってましたし、最初はそうでした。ただその後は結構気楽!

治療のかいあってお腹の張りも収まってきたというのもあったんですが、私の実家が隣県のため、頼りたいと思っていた母にはコロナ禍で妊娠中でもなかなか会うことができませんでした。

なので家事は基本的に旦那さんがやってくれていたのですが、正直「ここほこり舞ってるなぁ」「このご飯もう少し味薄い方がいいなぁ」と申し訳ないけど思うことはありました。

個人病院だったので、ご飯は豪勢!お寿司もでたりして毎日写真を撮っていました!特に朝のフレンチトーストは美味しかった、入院中最初の食事がフレンチトーストで、食べながら涙しました。こんな時でも人はお腹が空くのだなと…

そして毎日掃除してくれるので部屋がキレイ!空気がおいしい!
そして堂々と横になれる!

だから、今切迫早産で戦っている妊婦さんに一言。

「そんなに自分を責めないで!ご褒美だと思えばいいよ!」

私は妊娠期間中、お腹の子を守るためにいろいろ頑張ってきた!それでもお腹の子を危険に晒しちゃったかもしれない…それは仕方ない!あとはお医者様の言うことを聞こう!

でももしかしたらお母さんが頑張りすぎてて疲れてるんじゃないかと心配してお腹の子が与えてくれた休養期間なのかもしれません。それは思う存分甘えてもいいのでは?(私は初産婦だからこんな余裕があったのだと思いますので全妊婦さんに当てはまるわけではないことは承知です。そこはごめんなさい…)

実際私は「この時もっといろいろグダグダしておけば良かった」と後悔しています。

切迫早産を乗り越え予定日を1週間越で産まれた娘は元気に育っており、元気すぎてなかなか母1人の自分の時間が持てません。もしかしたら
「私お転婆だから今のうち休んどき!産まれたらいっぱい遊んでもらうからね」
というメッセージだったのかも…

今は何言われても不安だと思う切迫早産の妊婦さん、もう本当に頑張ってとしか言えないのですが、今のうちに思いっきり休んどいてください!

医学の力は進歩しているものです。お医者様を信じて我が子から与えられた時間楽しんでください!

ちょっと不安になったらこのつこママのことを少しだけでも思い出してくれたら嬉しいです。

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