北海道が好きになったわけ12
北海道の歴史の授業を受けた。心に残ったのは第二次世界大戦の時のこと。
東京で生まれ育った僕は、東京大空襲のことは親に聞いて知っていた。勿論、広島と長崎の原爆の事も知っていた。ただ、東京から北の方にも戦争の被害があったとは知らなかった。というか、あまり意識に無かった。北の方は疎開先になっているくらいだから空襲は殆ど無かったのかと思い込んでいた。
今になって思うと、正直言って申し訳ないけど、北方領土にもあんまり興味が無かった。
でも、北海道に来て、空襲があったことやロシア軍の侵攻なども学び衝撃を受けた。
中でも驚いたのは北海道の国道の成り立ち。
実は北海道の国道を掘ると、人骨が出てくることがあるそうだ。その多くは日本人のものでは無く、朝鮮半島から強制的に連れてこられた人達だと云う。一本の丸太を枕に、朝はその丸太を木槌で叩かれて無理矢理起こされ、粗末な食事だけで強制労働を強いられ、道を作る過程で病に倒れた人や反抗的な人を人柱として埋められたらしい。
だから、古めの国道の下には人が埋められている。
信じるかどうかはあなた次第です。