1年間書いてみよう

これから1年間、何でもいいから毎日文章を書いてみようと思う。日記というか備忘録というか。思った事や出来事や、音楽や本、映画の感想でも何でもいい。とにかく毎日書いてみる。

きっかけは昨日行った佐藤彰悟さんの講演会。たまたまFacebookに「No.2じゃダメですか?〜支える個性の活かし方〜」(逆旅出版)の出版記念イベントが会社の近くのEZOHUB SAPPOROで行われるという情報が流れてきて、昔から2番手でいる事に居心地の良さを感じていたので興味を持ったわけです。

佐藤さんの著書は、忘年会の時に「今年はnoteに文を書くのを続けます!」と宣言して1年間続けたことが出版のきっかけになったそう。講演会の後半には出版した逆旅出版の中馬社長とサツドラの富山社長も後半に登壇。富山社長はもちろん話も上手いしオーラもあった。ただ驚いたのは中馬さん。若いのになかなか凄い人。本当に本が好きなんだっていうのが伝わってきたし、こういう人が人脈を築いてどんどん大きくなっていくんだろうなと思った。

講演の中で「運の良い人はどんな人?」と言う設問があり、参加者の何人かが指名されそれぞれの思う「運の良い人」を答えた。その殆どが「良い人に恵まれること」。その時自分で思っていたのは「運の良い人などいない」ってこと。でも、どうやら「運」の定義が違うのかな。僕は「運」自体無いと思っている。全ては考え方も含めた実力なんだと。でも、佐藤さんも含めた参加者は「運の良い人は良い人に恵まれること」だと思っているようだった。確かに、佐藤さんの出版に至る経緯を聞いていると「運が良かった」と言えないこともない。けど、やっぱり、それまでの佐藤さんの経験や行動や覚悟があったから周囲に多くの人が集まってくるようになって、その中に中馬さんとも富山さんとも巡り合う確率が高まったのだと思う。それは運とはちょっと違う気がするんだよな。

僕が会社を立ち上げた時だって周りには良い人達はいたし皆協力的だった。ただその人数は何倍も、いや、もしかしたら何十倍、何百倍も違っていたのかもしれないって昨日感じた。当時の自分としては懸命に動いたつもりだったけど、昨日の講演を聞き本を読んで思ったのは、その前の経験の深さや重さ。僕も札幌に越してきて人脈が欲しくて色んな異業種交流会に参加して色んな業界の友達ができた。それから20年以上経った今も仲良くさせて貰う大事な友達達だ。でも、佐藤さんの行動力は僕の動きなどは遥かに凌ぐものだったのだろう。同じように大切な友人達がめちゃめちゃ多く10歳も違うのに、佐藤さんの経験やそれを上回る行動力が自分を遥かに上回ってるのにすぐに気がついて、ほんの少し落ち込みながらEZOHUBを後にした。

佐藤さんのひとつひとつの行動にきっと覚悟があり、前向きに行動した結果が今に結びついてるんだと思う。だから、ちょとでも自分もそうなりたくて、佐藤さんをマネしてみようと思った。たぶん佐藤さんはnoteに何を書くのか、事前に決まっていたんだと思う。もしくはそもそもの軸が定まっていたんだと。

昨年の11月27日に大腸癌の手術をした。その前日にミッシェルガンエレファントのチバユウスケさんが食道癌でこの世を去った。で、手術を翌日に控えたベッドの上でビビりながら色々と考えた。正直言って、もしも転移していて死が迫っているとしても、まぁそれなりにやりたい事やってきたしな、って思った。心残りは息子のこととか、そりゃ無いわけでは無いけど、北海道に移住したし、北海道での子育てもできてるし、独立して、内容は遠く及ばないしあっという間に潰れたけどNumberみたいなスポーツ雑誌も作れたし、小さいながらもかまやつさんや加部さんとLiveイベントもしたし、押尾コータローさんにインタビューできたし、Charにも会えたし、犬も飼えたし。まだ朧気にだけど還暦や定年なんて言葉も身近な年齢になってきたし。なんかこのまま死んだとしても仕方ないかって。けど、手術が無事に終わり転移していない事も分かり体力が回復してくると今度は「本当にこのまま終わっていいのか?いや、絶対にイヤだ」と言う気持ちが首をもたげてきた。でも、何がしたいのかハッキリとはしていない。というよりも今はまたやりたい事が増えてきた。北海道に貢献したいというのは前から変わっていない。スポーツ関連に携わりたいのも変わっていない。それに加えて、子供に関する事にも関わっていきたいと思うようになった。

そんな感じで、とても散文的になると思うが、とにかく1年間、何かしら書くことを続けてみようと思う。何事も長続きしない自分としては1年続いたら快挙だと思う。無理矢理でもなんでも続けるぞー。

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